掲載日:2007年04月19日 試乗インプレ・レビュー
シンプルな車体に搭載されるエンジンは、伝統ある空冷直列4気筒エンジン。2008年9月より施行される国内新排ガス規制に対応するため、2007年モデルよりフューエルインジェクションが採用されている。XJR1300は新世代へと突入している。マフラーも右側1本出し(4-2-1)となり、吸排気系を一新。リヤサスペンションは、20段の圧側減衰調整が可能なオーリンズ製の最上級バージョンをベースに、新たに専用セッティングしたものが奢られていて、このモデルチェンジに対するメーカーの熱意みたいなものを感じる。シートは形状を見直し、積極的に体重移動が出来るスポーティな路線に。シート高が20mmアップした分、サイドカバーの幅を絞り込んで足つき性を犠牲にしていない。ディテールに目をやると、前後ウインカーをクリアレンズタイプに、テールライトを横2眼のLEDタイプに変更。こういったところからもスポーティさを演出しているニューXJR1300。エンジン、車体に抜かりはない。スポーツマインドを前面に押し出してきたという印象だ。