ホンダ VT750S

掲載日:2011年04月12日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/青木タカオ

ホンダ VT750Sの画像
HONDA T750S

「カジュアル・ロードスター」のコンセプトに基づいた
シンプルで親しみやすい車体とパワフルなVツインエンジン

剛性に優れながらスリムでコンパクトな車体サイズを実現するダブルクレードルフレームに、シャドウ 750で実績のある水冷4ストロークV型2気筒 745ccエンジンを搭載。「カジュアル・ロードスター」を開発コンセプトに掲げ、2010年3月に登場しました。ティアドロップタンクからはじまる流れるようなラインは、ダブルシートを経てリアタイヤのラインに合わされたリアフェンダーへと続きます。フューエルインジェクションと組み合わされたOHC3バルブVツインエンジンは、最大トルク 6.0kg-m を 3,500rpm で発揮する扱いやすいパワーフィール。クランクケースとシリンダーをマットブラックに、シリンダーヘッドカバーをクロームメッキで仕上げ、Vツインならではの造形美を見る者にアピール。クロームメッキが施されたデュアルテーパードマフラーは歯切れのいいサウンドを奏で、五感に響く刺激的なエキゾーストノートを実現しています。

ホイールは前後ともにスポークタイプとし、フロントにシングルディスクブレーキ、リアにドラムブレーキを採用。「ロードスター」と名乗るだけあって、フロント19/リア16インチの足まわりは路面追従性に優れた前後サスペンションを備え、軽快なハンドリングを生み出します。750mm という低シート高もセールスポイントで、足着き性に優れるだけでなく、750 クラスとしては軽量な 232kg の車両重量、取り回しやすく安心感のある車体サイズ、アップライトでゆったりとしたライディングポジションも大きな魅力でしょう。盗難抑止に効果的な強化ハンドルロック機構、強化キーシリンダーなどを備え、さらにホンダアクセス製のイモビアラームにも対応。盗難抑止装置も充実です。登場したばかりで中古車市場で目立つ動きはありませんが、70万円半ばというリーズナブルな新車販売価格の設定は嬉しいところ。スクリーンやバックレスト、サドルバッグなど純正アクセサリーも豊富で、カスタムも満喫できるでしょう。

ホンダ VT750Sのここがポイント!
  • ● ブラックでまとめた精悍なVツインエンジン
  • ● 流麗なティアドロップ型のフューエルタンク
  • ● 取り回しやすく安心感のある車体サイズ

ホンダ VT750Sのライバルはこれだ!

  • ハーレー
    スポーツスター XL/XLH883

    排気量883ccのXL883シリーズは“パパサン”の愛称で親しまれている。XL883は最もベーシックなモデルで、1名乗車としたり(乗車定員2名として新規登録も可能)、各部の仕上げを簡略化するなどして低価格を実現している。

  • カワサキ
    W800

    追求したものは、ヴィンテージモーターサイクルが持つ美しさと乗り味。深いフィンが刻まれた空冷バーチカルツインエンジン、細身で大径のスポークホイールが独特の乗り味を演出し、古き良き時代のバイクを思い起こさせる。

  • ホンダ
    CB1100

    空冷4気筒エンジンとツインリアショックというクラシカルなスタイルながら、すべてが新開発されたモデル。日本人の体格に合わせて、750cc並みの重量とコンパクトなライディングポジションを実現。スペックにとらわれない心地よいフィーリングを持つ。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索