カワサキ ニンジャe-1(2024)

掲載日:2024年01月26日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

カワサキ ニンジャe-1(2024)
KAWASAKI Ninja e-1(2024)

一時的に加速を向上するe-boostも採用
原付二種クラスの電動モーターサイクル

ニンジャe-1は、スポーツスタイルの電動モーターサイクルです。400ccクラスに匹敵する本格的な車体に、優れたレスポンスと大きなトルクが魅力の電動モーターを搭載。静かで俊敏な走りを実現します。バッテリーは取り外し可能なバッテリーパックを2つ装着。1充電あたりの走行距離は55km(ROADモード、60km/h定地走行値)、定格出力は0.98kW、車両の区分は原付二種です。また、クラッチレバーはなく、発進はスロットル操作だけで行います。

最高出力9kW、最大トルクは40Nm。ライディングモードは通常走行用のROADモードのほか、速度を制限して航続距離を伸ばすECOモードも選択可能。また、加速性能を約15秒間向上させるe-boost機能を搭載。追い越しなど一時的な加速で重宝する便利な機能です。さらに、駐輪時に便利なリバース機能付のウォークモードも注目です。 ウォークモードでスロットルを開ければ歩行速度での前進となり、スロットル全閉からさらに奥へと回せば微速で後退することができます。

バッテリーパックは車両に装着したまま充電することも、取り外して充電することも可能です。バッテリーパック1個当たりの充電時間は、残20%の状態から85%になるまでの部分充電で約1.6時間、20%から100%で約3時間、0%から100%のフル充電で約3.7時間(2個で最大7.4時間)です。なお、バッテリー装着位置の上側には、レインウエアやグローブ、小物などを収納できる容量約5Lのストレージボックスが設けられています。

車体骨格は高張力鋼を使ったトレリスフレームです。車両重量は140kg、シート高は785mm。制動装置はABSシステム搭載のディスクブレーキを前後輪に装備。走行中のスロットルを戻した際に発生する減速エネルギーをバッテリーに充電する回生システムも採用しています。車体色はメタリックブライトシルバー×メタリックマットライムグリーンの1種類のみ。価格は消費税10%込みで106万7,000円、2024年1月13日発売です。

カワサキ ニンジャe-1のここがポイント!
  • ● 力強い加速と優れたレスポンスが魅力の電動モーター
  • ● 400ccクラスのフレームをベースにした信頼の車体
  • ● 駐輪場の移動に便利なリバース機能付きウォークモード

カワサキ ニンジャe-1のライバルはこれだ!

  • カワサキ
    Z e-1

    ネイキッドスタイルの車体やパイプハンドルなどを採用した電動モーターサイクル。重量135kg、消費税10%込みで101万2,000円。ニンジャe-1の姉妹モデル。

  • BMW
    CE04

    最高出力31kW、定格出力15kWのモーターを搭載する電動スクーター。車両重量231kg、航続距離は130km(WMTC)。消費税10%込みで197万9,000円~。

  • カワサキ
    ニンジャ250

    ニンジャシリーズの血統を受け継ぐスポーツモデル。最高出力26kWの並列2気筒エンジン搭載。車両重量166kg、シート高795mm、消費税10%込みで70万4,000円。


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