アプリリア RS660エクストリーマ(2023)

掲載日:2023年08月15日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

aprilia RS 660 Extrema(2023)
aprilia RS 660 Extrema(2023)

SCプロジェクトのマフラーを採用
軽量化を進めたRS660の特別仕様車

RS660エクストリーマは、コンパクトで軽量な車体にパワフルな2気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデルです。標準モデルのRS660をベースに、SCプロジェクト製の軽量エキゾーストシステムや高品質なカーボン製フロントマッドガード、新デザインのアンダーカウルなどを採用し、特別仕様車としてラインナップしました。車両重量は乾燥重量で166kg、装備重量でも180kgと、標準モデルより3kgも軽くなっています。

エンジンは排気量659ccの水冷並列2気筒です。ボア・ストロークは81×63.93mm、圧縮比は13.5、スロットルボディにはライドバイワイヤシステムを採用し、最高出力は73.5kW(100HP)/10,500rpm、最大トルクは67.0Nm/8,500rpmを発生。クラッチには機械式のスリッパーシステムを採用、6速のトランスミッションにはアップ&ダウン対応のクイックシフトも装備しています。またサスペンションは、前後ともにリバウンドの減衰とスプリングプリロードの調整が可能です。

電子制御関係では、標準モデルのRS660に装備されているトラクションコントロール、マルチマップコーナリングABS、エンジンブレーキコントロール、エンジンマッピング、ウィリーコントロールの各機能に加え、逆シフトパターンでもクイックシフトを有効にできるソフトウェアを採用。サーキット走行など本格セットアップが必要となる場面でも、RS660エクストリーマであれば容易に逆シフトパターンへと変更することが可能です。

外装にはチェッカーフラッグをあしらったRS660エクストリーマ専用のグラフィックを採用。また、車体のリアシート部にはシングルシートフェアリングを装備し、レーシーなシルエットに仕上げています。なお、このシングルシートフェアリングのほかに、通常のパッセンジャーシートも付属となっています。気になる車両のお値段は、メーカー希望小売価格で181万5,000円(消費税10%込み)。国内での受注は2023年6月1日からです。

アプリリア RS660エクストリーマのここがポイント!
  • ● SCプロジェクト製のエキゾーストシステム
  • ● カーボンフェンダーと新デザインのアンダーカウル
  • ● 逆シフト対応ソフトウエアを搭載したクイックシフター

アプリリア RS660エクストリーマのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    YZF-R7 ABS

    力強い加速と扱いやすさが魅力のスーパースポーツモデル。最高出力54kWの688cc2気筒エンジンを搭載。車両重量188kg。消費税10%込みで105万4,900円。

  • トライアンフ
    ストリートトリプル 765RS

    765ccの並列3気筒を搭載するロードスター。最高出力95.6kW、車両重量188kg。サーキット走行を意識した装備の数々を採用。消費税10%込みで149万5,000円~。

  • KTM
    RC390

    レーストラックを強く意識したスーパースポーツバイク。373ccの水冷単気筒を搭載、最高出力32kW、車重は乾燥重量で155kg。消費税10%込みで85万円~。


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