ハーレーダビッドソン CVOロードグライド(2023)

掲載日:2023年08月11日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

Harley Davidson  CVO Road Glide(2023)
Harley Davidson CVO Road Glide(2023)

プレミアムなグランドアメリカンツーリング
CVOロードグライドに2023年モデル登場

CVOロードグライドは、V型2気筒エンジンを搭載したアメリカンスタイルのグランドツアラーです。CVOというのはカスタムビークルオペレーションの略で、つまりはハーレーダビッドソン社が細部にまでこだわって作り上げたプレミアムな限定モデル。そしてこの2023年型では、排気量を1,977ccへと拡大し、シャークノーズフェアリングもデザインを一新。さらにフロントの足まわりには倒立フォークを、前後のブレーキにはブレンボキャリパーを装備するなど、車体各部を大幅に更新しています。

パワーユニットはミルウォーキーエイトVVT121と呼ばれるエンジンです。シリンダーヘッドは水冷式となり、可変バルブタイミング機構のVVTも採用。ハーレーダビッドソン史上最大となる1,977ccの排気量は、従来型よりもさらに強力なパワーとトルクを発生します。最高出力は86 kW(115HP)/5,020rpm、最大トルクは183Nm/3,500rpm。VVTによってパワーバンドは広くなり、燃費も向上しました。

車体デザインは、前方のフロントフェンダーから後方のサドルバッグにかけて流れるようなフォルムに仕上がっています。新デザインのウインドシールドとフェアリングは、ライダーに当たる走行風を抑制。リアのリモートアジャスタブルショックはトラベル量が50%増となり乗り味も快適に。また、防寒用のヒーター付きグリップと、ヒーター付きグローブ用の配線も標準で装備。車両重量も393kgと従来モデルより大幅に軽くなっています。

ライドモードは標準モード3種のほかカスタマイズモードが2つあり、パワーデリバリー、エンジンブレーキ、コーナリングABS、コーナリングトラクションコントロールを独自に設定することも可能です。オーディオシステムにはロックフォードフォズゲート製を採用、4チャンネル500Wのアンプでフェアリングとサドルバッグのスピーカーを駆動します。車体色および車両価格は、ダークプラチナ/ピンストライプが549万7,800円、ウイスキーニート/レイヴンメタリックが621万2,800円(いずれも消費税10%込み)。発売は6月7日(米国時間)です。

ハーレーダビッドソン CVOロードグライドのここがポイント!
  • ● 排気量1,977ccのパワフルなVVTエンジン
  • ● 新デザインのシャークノーズフェアリング
  • ● ロックフォードフォズゲートのプレミアムオーディオ

ハーレーダビッドソン CVOロードグライドのライバルはこれだ!

  • ハーレーダビッドソン
    CVOストリートグライド

    2023年モデルのCVOストリートグライド。新デザインのバットウィングフェアリングを採用。排気量1,977cc、車両重量380kg。消費税10%込みで549万7,800円~。

  • インディアン
    チャレンジャーダークホース

    大型のフェアリングを装備したバガースタイルのツーリングモデル。排気量1,767ccの水冷Vツインエンジンを搭載、車両重量は377kg。消費税10%込みで428万円〜。

  • BMW
    R18B

    大型フロントフェアリングとパニアケースを装着したバガースタイルの車体に、排気量1,801ccのボクサーツインを搭載。車両重量410kg。消費税10%込みで314万1,500円〜。


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