スズキ Vストローム1050DE(2023)

掲載日:2023年03月14日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

スズキ Vストローム1050DE(2023)
SUZUKI V-STROM 1050 DE(2023)

トラクションコントロールにGモードを採用
フロント21インチのグラベルアドベンチャー

Vストローム1050DEは、1,036ccのV型2気筒エンジンを搭載するアドベンチャーツアラーです。クチバシ型のフロントデザインが象徴的なVストローム1050をべースに、オフロードの走行性を高めたバリエーションモデルとしてラインナップしました。足まわりにはフロント21インチ、リア17インチのワイヤースポークホイールとセミブロックタイヤを採用。ストロークを伸ばしたサスペンションや、延長したスイングアームも装備しています。

エンジンはVツインならではの鼓動感が魅力です。出力は低中回転域でトルクがあり、高回転域では伸びのあるフィーリング。また、ドライブモードセレクターにより3つの走行モードから出力特性を選ぶことも可能です。最高出力は78kW(106PS)/8,500rpm、最大トルクは99Nm/6,000rpm。トランスミッションの減速比は1速から5速までのつながりをスムーズにするとともに、6速の最適化で高速道路走行時の快適性を向上。双方向クイックシフトも採用しました。

電子制御関係では、モーショントラックブレーキ、クルーズコントロール、トラクションコントロールなどを装備。トラクションコントロールには、3つのモードと制御オフに加え、G(グラベル)モードも採用。システムの介入が少なく、一定のリアタイヤスリップを許容するのが、このGモードです。未舗装路での走破性と、安定した旋回をサポートします。そのほか、グラベル走行に際しリアブレーキのABSをオフにすることも可能となっています。

車両重量252kg、シート高880mm。テーパーバーハンドルは幅広のものを装備。走行中のライダーが前方にポジション移動しても邪魔にならないように、フロントスクリーンはVストローム1050よりも80mm短く、また両サイドを内側に絞り込んだデザインとしています。車体色はチャンピオンイエローNo.2/マットソードシルバーメタリックと、ブリリアントホワイト/パールビガーブルーの2種類。価格は消費税10%込みで171万6,000円、発売は2月28日です。

スズキ Vストローム1050DEのここがポイント!
  • ● フロント21インチのワイヤースポークホイール
  • ● Gモードも選べるトラクションコントロール
  • ● パワフルで鼓動感ある90度V型2気筒エンジン

スズキ Vストローム1050DEのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    テネレ700

    軽量な車体に水冷直列2気筒エンジンを搭載するオフロード重視のアドベンチャーモデル。最高出力54kW、車両重量205kg。消費税10%込みで134万2,000円。

  • ホンダ
    CRF1100L アフリカツイン

    軽量化と剛性バランスを追求したフレームに水冷直列2気筒エンジン搭載したアドベンチャーモデル。最高出力75kW、車両重量229kg。消費税10%込みで163万9,000円。

  • トライアンフ
    タイガー1200ラリープロ

    タイガーシリーズのなかでもオフロード性能に重きを置いたモデル。最高出力110.4kWの水冷並列3気筒エンジンを搭載。車両重量249kg、消費税10%込みで256万5,000円。


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