モトグッツィ スポルト1200 4V

モトグッツィ製スポーツバイクのトップモデル
伝統の縦置きＶツインエンジンは４バルブ & SOHC化され高性能に

1200 Sport 4V は、排気量 1,151cc の縦置きＶツインエンジンを搭載するスポーツ・ネイキッドで、グッツィの最速スポーツモデルともいえる存在です。2005年に「新世代のグッツィ」として誕生した Breva1100 をベースに、スポーツ性を高めたモデルとして2007年にデビューしたのが 1200 Sport です。その 1200 Sport に新型エンジンを搭載し、リニューアルしたのが 1200 Sport 4V なのです。

1200 Sport 4V のエンジンは、先行してデビューしたグリーソ 8V に採用された新開発の “クワトロバルボーレエンジン” を搭載。「クワトロ」は数字の「４」のイタリア語表記で、吸気２本 & 排気２本の、１シリンダーあたり４本のバルブを有することから名付けられたネーミングです。このエンジンは、レイアウトこそグッツィ伝統の縦置きＶツインですが、エンジン内部の構成パーツは約75％が新設計という新世代エンジンです。先代モデルでは OHV だった動弁系は、高回転域での性能に優れる SOHC 方式に変更されています。更に、1200 Sport 4V だけのフィーチャーとして、インテークとエキゾーストシステムに専用のチューニングを施し、中～高回転域のレスポンス性能を向上。最高出力は 87ps を 5,600 回転で発揮し、1200 Sport 4V のスポーティなキャラクターに合わせたエンジン特性を実現しています。また、強固なエンジンケースは、ツインチューブクレードルフレームの剛性メンバーとしての意味合いも持たされているのです。

シャシーもハイグレードなパーツが奢られています。ブレーキシステムは、フロントに大径 282mm のディスクローターをダブルで装備。組み合わせられるキャリパーは世界のトップブランドであるブレンボ製の４ピストンキャリパー。リアのシングルディスクにも、ブレンボ製キャリパーがセットされています。ホイールはマルケジーニ製と、これまたハイブランドの製品を使用しています。フロントフォークはマルゾッキ製で、インナーチューブ径は Φ45mm とビッグバイクの大荷重に耐える剛性を確保。運動性の高さは折り紙付きです。とは言うものの、1200 Sport 4V はスポーツランだけを考えたバイクではありません。タンデム走行でのロングツーリングも快適に行えるようにと設計されています。シートの居住性の高さはヨーロッパ製バイクならではのものですし、ビキニカウルも小さいながら高い防風性能を誇ります。万能かつ快適、そしてスポーティな乗り味が愉快なモーターサイクル、それが 1200 Sport 4V なのです。

モトグッツィ スポルト1200 4Vのライバルはこれだ！

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  ドゥカティ
  モンスター1100EVO

  ドゥカティの人気モデル、モンスターシリーズのトップモデル。ABSとトラクションコントロールを組み合わせた“ドゥカティ・セーフティ・パッケージ”を標準装備する。

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  BMW
  R1200R

  BMWのアイデンティティ、フラットツインエンジンを搭載するロードスター。BMWのモデルラインナップ中、最もスタンダードといえる存在。新型DOHCエンジンを搭載。

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  ハーレーダビッドソン
  スポーツスターXR1200

  ビューエル系のパーツを使用し、パフォーマンスが上げられたエンジンをダートトラッカーイメージのシャシーに搭載。ハーレーらしからぬ、高いスポーツ性が魅力。

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