ホンダ ホークイレブン(2022)

掲載日:2022年05月27日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ホンダ ホークイレブン(2022)
HONDA HAWK 11(2022)

シンボリックなロケットカウルを採用
ベテラン向け大型ロードスポーツ登場

ホークイレブンは、セミダブルクレードルフレームに1,082ccの直列2気筒エンジンを搭載する新型ロードスポーツバイクです。外観はフロントにFRP製ロケットカウルを装着するほか、セパレートハンドルや小ぶりなテールまわりでカフェレーサー風のシルエットに仕立てています。それでいて、ゆったりとした走りからワインディング走行まで様々なシーンで扱いやすい車体パッケージとすることで、特にベテランライダーを念頭としたモーターサイクルとなっています。

パワーユニットは、ユニカムバルブトレインのOHC水冷2気筒です。低速からトルクがあり、なおかつ高回転までスムーズに回るエンジンで、変速装置には6速マニュアルトランスミッションを組み合わせています。エンジン制御系にはスロットルバイワイヤシステムを採用し、出力特性を選択できるライディングモードや、前輪の浮き上がりや後輪スリップを緩和するセレクタブルトルクコントロールなど、ライディングを支援する電子制御技術の数々も取り入れています。

サスペンションは、フロントにショーワ製SFF-BPの倒立式フォークを、リアにシングルチューブ分離加圧式のショックユニットを採用。前後17インチのホイールサイズや25度に設定したキャスター角、前傾姿勢のライディングポジションなどもあり、ハンドリングは軽快です。さらに、排気マフラーのサイレンサーを上向きに配置することで旋回時のバンク角を確保し、ワインディングを楽しめる車両へと仕上げています。

そのほか、ハンドルよりも低く位置するカウルマウントのバックミラーもユニークです。ロケットカウルや単座風シート、セパレートハンドルなどで低く構えたスタイリングを、このミラーはさらに強調するアイテムとなっています。シート高は820mm、車両重量は214kg、車体色はパールホークスアイブルーとグラファイトブラックの2種類。価格は消費税10%込みで139万7,000円、発売は9月29日です。

ホンダ ホークイレブンのここがポイント!
  • ● 高回転までスムーズに回るトルクフルな2気筒エンジン
  • ● FRP製ロケットカウル採用のカフェレーサースタイル
  • ● 軽快に走れるスポーティな構成の車体と足まわり

ホンダ ホークイレブンのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    YZF-R7 ABS

    MT-07のフレームやエンジンをベースとしたスリムで扱いやすいスーパースポーツモデル。688cc2気筒は最高出力54kW、車重は188kg。消費税10%込みで99万9,900円。

  • MV アグスタ
    スーパーヴェローチェ800

    排気量798ccの直列3気筒を搭載するクラシックレーサールックのスーパースポーツモデル。逆回転クランクを採用、最高出力は108kWを発生。消費税10%込みで286万円。

  • トライアンフ
    スピードトリプル1200RR

    丸形1灯のヘッドライトとフェアリングを採用した車体に、出力132.4kWの3気筒を搭載。サスペンションはオーリンズの電子制御タイプ。消費税10%込みで228万5,000円。


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