KTM 1290スーパーデュークR EVO(2022)

掲載日:2022年04月26日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

KTM 1290 SUPER DUKE R EVO(2022)
KTM 1290 SUPER DUKE R EVO(2022)

WP製の電子制御サスペンション採用
KTMネイキッドの新フラッグシップ

1290スーパーデュークR EVOは、2022年モデルとして新たに登場したKTMのフラッグシップネイキッドです。排気量1,301ccのV型2気筒エンジンを搭載した1290スーパーデュークRをベースに、WP製の次世代型セミアクティブサスペンションを装着。最高出力は132kW(180PS)/9,500rpm、最大トルクは140Nm/8,000rpmを発生。クラストップレベルの動力性能はそのままに、使い勝手を大きく向上させました。

フロントサスペンションに48mm径のWP製APEXフォークを、リアには最大20mmを11段階で調整できる自動プリドードアジャスター付きのショックユニットを採用。セミアクティブサスペンションは可変減衰用の電子制御磁気バルブを備え、道路状況の変化やライダーの入力に幅広く対応します。またダンピングモードはCOMFORT、STREET、SPORTの3種類を用意、スイッチひとつで切り替えることが可能です。

エンジンにはライドバイワイヤスロットルを用いた電子制御を採用。ライドモードはレインモード、ストリートモード、スポーツモードの3種類を標準で用意、オプションとしてトラックモード、パフォーマンスモードも用意します。トラクションコントロールには、後輪のスリップを制御するホイールスリップコントローラーのほか、前輪リフトの急激な変化を検知し制御するピッチ角コントローラーも採用。安全性はもちろん、加速性能の向上にも大きく貢献します。

車体骨格は、クロームモリブデン鋼のパイプワークに加えエンジン自体も剛性部材の一部として活用。高い剛性を確保しながら、軽量な車体に仕上がっています。燃料を除く車両重量は200kg、燃料タンク容量は16L。そのほか、後輪をロックさせてコーナーに進入できるスーパーモタードABS、クルーズコントロール、タイヤの空気圧を監視するTPMS、オートキャンセルウインカーなどなど、魅力的な装備が満載です。

車体色はブルー×ブラックとシルバー×オレンジの2種類、メーカー希望小売価格は消費税10%込みで249万9,000円。発売は2022年3月です。

KTM 1290スーパーデュークR EVOのここがポイント!
  • ● 最高出力132kWのパワフルなV型2気筒エンジン
  • ● WP製の電子制御セミアクティブサスペンション
  • ● 軽量かつ高い剛性を確保したシャーシ構造

KTM 1290スーパーデュークR EVOのライバルはこれだ!

  • カワサキ
    Z H2 SE

    スーパーチャージャー付きの998cc直列4気筒を搭載。147kWの高出力と優れたコントロール性が持ち味。SEは電子制御サスペンションを採用。消費税10%込みで220万円。

  • アプリリア
    トゥオーノV4ファクトリー

    最高出力129kWの1,099ccV型4気筒を搭載するネイキッドモデル。オーリンズ製スマートEC2.0セミアクティブサスペンションを採用。消費税10%込みで231万円。

  • トライアンフ
    スピードトリプル1200RS

    排気量1,160ccの並列3気筒を搭載したネイキッドスポーツ。最高出力は132.4kW、オーリンズ製のフルアジャスタブルサスペンションを採用。消費税10%込みで203万円。


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