【Page8】ホンダ純正テイストを崩さずチューニングするという方向性

掲載日:2010年02月10日 特集記事DOHC4バルブ空冷直4の楽しみをここに!    

記事提供/2009年10月1日発行月刊ロードライダー 10月号
ウッドストック [TEL]0829-56-4307 〒739-0412広島県廿日市市宮島口西1-10-7
●車両オーナー/横山暢博さん

 

 

 

1.ホイールは2.15-19/2.15-18(750FZ~FC)→3.50-17/4.50-18のCBR400RR純正を流用。ディスクもCBR用だが、キャリパーはRS250R用を同店製サポートを介して装着。φ[同35→]41mmフォークはCBR400RRアウター+BROS用インナーチューブでトリプルツリーはチェイス製だがこれは同店オリジナルのアルミ製に変更予定とのこと2.3.4 エンジンはSOHC製φ67mmピストン、ウェブカムなどを組んだ900Fベース。ポート&燃焼室研麿、シリンダー面研などのチューンも実施される。O/Cはプロト製ラウンドタイプで吸排気はFCRφ37mm+ラムエアーフィルター、同店製ワンオフ4-2-1チタンフルEX。充電系も他機種用を流用しており、これらのユニットは同店製アルミ削り出しジェネレーターカバー内にマウントされる。このカバー形状も極力純正ライクに見えるよう切削加工。オーナーにとっては嬉しい配慮だ5. バックステップも同店製。リヤブレーキはTZ用ニッシンをフローティングマウント(これも同店製ワンオフ)で装着する

 

ホンダ純正テイストを崩さず
チューニングするという方向性

CB-Fは、比較的ノーマルのフォルムにこだわるオーナーが多いことでも知られる。たとえフルカスタムであってもメーター、ライト、ウインカー、ホーンまわりなどに関してはノーマルでなければ、というケースが多いのだ。ウッドストックが手がけたこの750F改はその路線を踏襲しつつ、さらに進化させた内容をもつ1台となっている。

 

「オーナー横山さんからの要望は『カスタムしてありながらもディテールはホンダ純正らしく』。そこでホイール、ブレーキまわりなどはCBR400RRなど、ホンダの純正流用で組んであるんですよ」と、代表・久保さん。フォークはCBRのままでは短くなってしまうので、インナーチューブはブロス用を組み合わせ、さらにシングルレートスプリング&レーステック製ゴールドバルブを使ってリセッティングしてある。リヤのWP製ショックをレイダウンなしで装着しているのも、コンセプトに沿った処置というわけだ(スイングアームをワンオフすることで適正化)。

 

「エンジンは900ベースなんですけど、上(の回転域)を元気よくしたいということでカムをCB1100F純正からウェブ製に変更したら下のトルクが薄くなってしまったので、マフラーを4-2-1でワンオフしました」 (同)

 

そのEXもコニカルヘッダーの非常に凝った作り。このあたりがいかにも同店らしい。

 

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索