【Page4】Fを最後まで乗り続けるそのために求められるエンジンチューンとは?

掲載日:2010年02月10日 特集記事DOHC4バルブ空冷直4の楽しみをここに!    

記事提供/2009年10月1日発行月刊ロードライダー 10月号
●石井輪店 [TEL]0182-32-5894 〒013-0051秋田県横手市大屋新町字新町167-5
●車両オーナー/伊藤剛司さん

 

   
   

1.ベースは同店のお客さんが部品取りに使ったCB1100FDで、ほぼフレーム&エンジンのみの状態から仕上げられた。フォークはGSX-R1100純正を約70mm延長して車高を確保。ハンドルバーは垂れ角の関係からコワース製セパレートに変更されている 2.3.4.エンジンは元々搭載されていたコンプリートでピストンはコスワース製φ72mm(1123cc)。吸排気系はFCRφ39mm+ラムエアーフィルター、EXはヨシムラ製。ただしテールパイプはジェイス製バックステップ(ブラックアルマイト加工)との干渉を避けるため、石井輪店にてワンオフしたものに交換。O/CはCB1100R純正、クラッチはSTD同様のワイヤ駆動5.6. 3.50-17/4.50-17ホイール、リヤアームもGSX-R1100純正を加工流用。ブレーキもGSX-RだがFマスターはニッシン製

 

Fを最後まで乗り続ける
そのために求められるエンジンチューンとは?

CB-F系エンジンの純正パーツが入手できなくなってきた、と言われるようになってもうかなりの年月が経つ。現在CB-Fを所有しているオーナーや、これから入手&カスタムしてみたいと思っている人にとって、最も気になるのはこの点だろう。

「今も5基ほど入ってますけど、プライマリーチェーンはDIDに作ってもらってるし、消耗パーツも定期的に入ってくるしで、パーツに関しては皆さんが言うほど心配してないです。最悪の場合は流用&加工とか、それでもダメなら表面処理で強化するとか、チューニングでできることはまだまだあると思いますよ」と、代表・石井さんの言葉はじつに頼もしい。ちなみに同店に入庫する、あるいはエンジンのみが送られてくる修理で多く見られるのは、オーバーホールが完璧に行われていないというケースだとか。

 

「Fのエンジンはクランクまわりをアバウトに組んでしまうとトラブルが出やすい。そのあたりは意識しないといけないですね。バラした状態で実物を見ながら説明できるといいんですけど、ウチは秋田だから来店できる人も限られる。だから作業は逐一デジカメで撮影して、データをつけるようにしてます」(同)

その上で最後まで乗り続けたい人は情報も集めないと、と石井さん。さまざまな手法を駆使すれば、まだまだFを楽しむことは可能なのだ。

 

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