記事提供/2008年11月27日発行 絶版バイクス Vol.2
取材協力/シオハウス Phone 03-3854-3200
初期のVF400Fは前後バンクのキャブレターがセパレートマウントになっていた関係で、同調セッティングが狂う例が多々あった。後期モデルは対策でボルト固定された。
長年乗られてきたエンジンは、ゴム部品の劣化がトラブルを招くケースも。キャブレターのインシュレーターラバーは、分解ついでに新品部品と交換しておきたい。
ドライブスプロケット下にレイアウトされるウオーターポンプの点検も実施しておきたい。サビた冷却水の影響で水漏れを起こす可能性もある。ポンプ本体はコンブリート交換だ。
シリンダーヘッドカバーを取り外すとエンジン内部の状況を理解できる。この∨型4気筒エンジンは潤滑性能も良く、パーツがカジってしまうようなトラブルは少ないそうだ。
冷却水パイピングが差し込まれる部分にはOリングが入る。パイプ周辺のパーツが白っぽくなっているときはシール不良が考えられる。そんな際は要Oリング交換だ。
◎シオハウス代表 塩畑 勇 Isamu SHIOHATA