掲載日:2018年07月27日 トピックス
取材協力/KTM Japan 取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部
KTMの250DUKE。シート高は830mmと女子が跨るにはちょっと強敵?! 車両重量は147kgとそんなに重い印象はないので上手くバランスを取って跨りたい。160cm、175cm、180cmのテスターが足つきチェック。
2015年から日本の「軽二輪」に適合させ導入された250DUKE(250デューク)。2017年には基本コンポーネンツを共有するKTMのスモールスモールデューク・シリーズ(125、250、390)がまとめてモデルチェンジ。しかし250DUKEだけは125や390とはフロントマスク形状が異なるなど特徴的なスタイルが注目されていました。
250DUKEは水冷単気筒4ストロークエンジンを採用し、サスペンションはフロント、リア共に最新のWPサスペンションを装着。コンパクトでもKTMがレースで培ったきたノウハウを反映したモデルだけあり、スポーティでパワフルな造りが印象的です。また、125と390がLEDヘッドライトなのに対して、250DUKEは従来のままハロゲンヘッドライトを採用しています。さらにシャシーや足まわりは390とも共通なことを考えると跨った感じは他の250ccモデルに比べて少し大きく感じるかもしれません。
こちらが250DUKEのシート。ライダーとパッセンジャーが跨る部分が分割式になっていて、形状はシャープな印象。今回の足つきチェックには関係ありませんが、パッと見ただけの感じだと、スポーティさを大切にしている車両だけに、パッセンジャーはちょっと乗りにくいのかな? とも思いました。今回は同じような250ccの車両データを集めてみたので、参考にしてください。
【比較的似ているタイプの車両のシート高】
さて、こうして比べてみると250DUKEのシート高は同排気量のバイクと比べてもかなり高め。ちょっと女子には足つきがキビシイかもしれません。ただ、車両重量は軽めの部類。足つきが悪くても軽量ならばバランスさえ取れればなんとかなるかも……。
今回は160cm、175cm、180cmのテスターが足つきチェック! 身長別に写真で見比べて足つきの参考にしてください。さらに、それぞれが250DUKEに跨って感じたこと、気になったポイントもお伝えします!
こちらが今回足つきチェックする250DUKE。タンクの形状を見るとかなりスポーティな印象。シート高は830mm、車両重量147kgです。
160cmのテスターを横から見てみよう。両足での接地はかなりギリギリ。つま先がかろうじてついているという感じ。着座位置もかなりタンク寄り。
片足だと、少しだけつま先の接地面積が広がった。ただ、車両は少し傾いているように見える。本人の感想も「車体は軽いんですけど、すごくシート高が高くて250ccじゃないみたい。足がつんつんなので跨っているのが恐い……」と言っていた。
真後ろから160cmのテスターを見た姿。やはりつま先がギリギリ接地している程度。肘は曲がっているのでハンドルが遠い感じはしない。
片足での足つきならば少しだけ接地面積が広がるが、車体が左に傾いている。腰の位置も左側にずらしている。
175cmのテスターを横からチェック。着座位置はシートの中央でしっかりと跨っている。両足とも7割程度が接地し、不安定な感じはしない。
片足での足つきだと、左足が地面にベッタリとつく。本人の感想は「見た目は250なのに跨るとシートが高い。400くらいの印象。シートがスポーティーでカッコいい。それでいて疲れにくそう。」とのこと。
真後ろから見た175cmのテスターの姿。7割程度の足つきだが、本人的にはまったく不安は感じないようだ。これだけ接地していれば車体もかなり安定している。
片足になると全面が接地する。車体の傾きは全くないが、少しだけ腰の位置が左寄りになっている。
180cmのテスターを横から見た姿。シートはしっかり後ろまで使って跨っている。両足とも全面接地しているように見えるが、本人曰く「カカトはついているけど、自分の感覚だとベッタリ接地という感じじゃない」とのこと。
片足をついた姿。こちらでも全面が接地している。シートがハンドルに近く、さらに幅が広く感じているようだ。
180cmのテスターを真後ろから見た姿。両足で全面接地でき、肘、膝も伸びきっていない。安定して跨っているのが見ていてもわかる。
160cmのテスターは、スタンドを出したり払ったりする時に、ステップに足が当たってしまう。足つきがかなり不安定なこともあり、スムーズにスタンドの出し入れをするのはかなり難しそうだった。
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