green road japan 第1回ニッポンバイクイーティング in 志賀高原 Day1

掲載日:2012年10月19日 フォトTOPICS    

写真・文/栗原 守睦  取材協力/green road japan実行委員会

10時の開場を前に、来場者が次々に入場ゲートへと集まってきます。8時頃までは晴れていたのですが、9時過ぎには会場全体が霧に覆われてしまいました。晴れてくれるでしょうか?

ワインディングに温泉、すばらしい景観
ライダー天国の志賀高原でイベント開催

『green road japan 1回ニッポンバイクミーティングin志賀高原』が、9月29・30日の両日に渡って長野県山ノ内町で開催されました。会場となった山ノ内町はスキーリゾート地として有名な志賀高原に位置し、渋温泉・湯田中温泉といった温泉街あり、志賀草津高原道路・ビーナスライン・鬼押しハイウェーといったツーリングに最適な道ありと、ライダーにとっては夢のような環境に随所に見られる地域です。

その志賀高原の山ノ内町総合会館98の駐車スペースをメイン会場とし、バイクブロスが発行しているバイク雑誌の編集長によるトークショー、プロライダーによるバイクライドショー、ご当地アイドルのコンサートといった多彩なアトラクションが実施されました。また、この新たな試みに賛同し、共にバイク業界を盛り上げようという車両・パーツメーカーや物販などの各ブースは63を数えます。他にも、志賀高原の美しい自然に囲まれた一般公道を5キロほど走れるロードモデルの試乗会や、メイン会場からバイクで10分ほど走った所にある平床会場では国内外のオフロードモデルの試乗会も行われるなど、バイクイベントとしての規模は日本最大級といえるものになりました。

奇しくもイベントが行われる週末は台風17号が日本を縦断するとの予報が出ていましたが、幸いにも開催中の2日間ともイベント開催時間帯は雨に降られることもなく、日本各地から集まってくれた多くのライダーがイベントを楽しんでくれていたようです(日曜の帰路は暴風雨の中を走ったライダーも少なくなかったと思いますが)。来場者は述べ3800人。志賀高原が、かつてない多種多様なバイクとライダーにより大変なにぎわいを見せた2日間となりました。今回は初日となる29日の様子をご紹介します。

フォトTOPICS(写真点数/83枚)

01霧のなかバイクのヘッドライトが浮かび上がる幻想的な光景が広がりますが、視界はわずか数mほど。慎重にバイクを運転しながら、会場を目指します。

02バイクで埋まって行く駐車場。来場者の顔もこの霧にどこか不安そうな面持ちです。霧のため駐車場にどれほどのバイクが止まっているのか確認するのも困難な状況です。

03入場手続きを終え、試乗受付ブースに並ぶ来場者たち。入場料を払えば無料で最新モデルに試乗できるとあり、受付前にはすでに長蛇の列ができていました。「どのバイクに乗ろうかな?」と話す来場者たちからは、霧への不安は感じられません。

04試乗会受付隣のドゥカティブースには1199パニガーレの姿がありました。美しいスタイルは、霧のなかでもすぐにそれと分かるほど。ディアベルやストリートファイターも並んでいました。

05バイクの甲高いエキゾーストが、霧に包まれた駐車場に響き渡ります。その音の方へ向かうと、DYNOMANがダイノジェットでパワーチェックを行っていました。実際にどれぐらいパワーが出ているのか、皆さん興味津々。内燃機系のセッティングを得意とするショップだけに、車両に関するアドバイスももらえました。

06マッシブなスタイルのトライアンフ・サンダーバードストームは、このイベントが日本初お目見えとなりました。1699ccの並列ツインエンジンは、その存在感を大きく主張。走りも非常に気になる所です。発売は10月なので、もう販売店にも並んでいる頃でしょう。

07輸入車にも気軽に触れることができるため、来場者はまたがったり、車両を軽く押してみたりと感触を確かめていました。各社からアドベンチャー系モデルがリリースされ、トライアンフのタイガーエクスプローラーも出展。大きさの割に、足つきがいいんですよね。

08開会式で挨拶をするバイクブロス社長の松本。「楽しいを乗せて走り出す!!」をモットーに、バイクユーザーの方々によりバイクライフを楽しんでもらおうと開催した今回のニッポンバイクミーティング。イベントはまだ始まったばかりです。

09志賀高原のある山ノ内町をあげてのバイクイベントとあって、町長の竹節さんも挨拶をしてくださいました。

10開会式も終わり、受付開始となった試乗会。試乗車の予約もどんどん埋まって行きます。初開催のイベントながら、受付作業はスムーズ。後はこの霧が晴れるのを祈るだけ!

11イベントトップを飾ったのは大道芸人集団・作芸人磨心(サウンドマシン)のワンマンオーケストラでした。一人でギター、ベース、ドラム、キーボードなど10種類もの音を同時に出す演奏スタイルは彼にしか出来ないパフォーマンス。観客をいじる軽妙なトークも冴えわたっていました。

12しばらくすると霧も晴れ、絶好のバイク日和に。試乗会はインストラクターの先導により一般公道を5キロほど走行することが出来ました。とにかく大盛況で、午前中には試乗車の予約が埋まってしまうほどの人気ぶり。楽しみにして来場してくださったのに乗ることが出来なかった方、本当にすみませんでした。

13時間とともに来場者も増え、会場は人で溢れて行きます。メイン会場の志賀高原総合会館98と第一駐車場とを結ぶ道の往来もにぎやかです。

14入場ゲート前の道には、ニッポンバイクミーティングの旗がたなびいています。

15ブリヂストンブースには、本物のMotoGPマシンと今年の8耐優勝マシンが展示。超至近距離で車両を観られるとあり、終日多くの人が訪れていました。

16シンプソンヘルメットを扱うトレーダーハウスのブースには、大量の試着用ヘルメットが用意。なんと、そのヘルメットを着用したまま試乗できるというのだから驚きです。ヘルメットのかぶり心地もじっくりと確かめることが出来ます。

17今年の鈴鹿8耐で会場を湧かしたエヴァンゲリオンレーシングのトリックスターナゴヤは、マフラーなどとともに、Tシャツ、ライディングウエアを特価で販売。カワサキ好きならマストでしょ!

18BMWモトラッドブースは、販売前のF700/800GSも並ぶ、豊富な展示車両が目をひきました。ツーリングライダーが多かったこともあり、ツアラー系、GS系が人気でした。

19標高1000m近い志賀高原は変わりやすい天候が特徴ですが、ひとたび晴れれば、遠くの山々も見渡せる気持ちいい景色が広がります。

20「いかに快適に走るか」「いかにタイヤをグリップさせるか」を主眼に開発されたイギリス生まれのナイトロンのサスペンション。国内外の主要モデルに対応する商品を多数展示していました。

21レーザーでは、ブラックとイエローのカラーリングを施したCBR1000RRが置かれていました。車検対応のレーザーのマフラー。会場限定のアウトレット価格で販売されていましたよ。

22華やかだったホンダブースでは、CRF250LとNC700シリーズが人気。駐車場でもこの2車種に乗っているオーナーをかなり多く見かけました。

23グローバルモデルのGSR250を前面に出していたスズキブース。奇麗なおねえさんが車両を解説してくれたから、いつも以上に聞き入った人も多いはずです。

24マフラー、パーツを製造しているビームス。JMCAに対応する汎用チタンサイレンサーを1万5000円で販売! そんな価格で大丈夫? と言いたくなる様な商品が会場の至る所で売られていました。

25Snap-onのツールを出展していたのは、工具買い取り・販売をおこなっているマック。機能を追求した無駄の無いフォルムの美しさは、高級ツールならでは。手に取って感触を確かめたら、欲しくなることは必至です!

26キラキラしたツールの美しさは、小さな女の子も手に取ってじっくり眺めるほど。どうやら気に入ったのはメガネレンチのようです。

27大挙して訪れたツーリンググループ。懸念されていた天候の崩れもなく、日帰りで会場に立ち寄る人も見受けられました。

28バイクのジャンルにとらわれないイベントだから、駐車場に並ぶ車両も個性的です。VFR1200のとなりに、小さなゴリラが止まり、奥に写る車両はGS1000Sでしょうか。

29バイクロードサービスのJBRでは、コーヒー無料サービスを実施。長距離を走ってきた来場者たちのノドを潤し、安らぎの空間を提供していました。

30ライダー向けの度付きスポーツサングラスを展開するダブルオーグラスギア。コンタクトレンズに不満を感じていたライダーには、渡りに船といったところでしょう。細かいセッティングにも親身に対応してくれます。会場で気になった人も多いのではないでしょうか?

31出展者と来場者との距離が近いのも、このイベントの良い所です。なかなか触れることのないドラッグマシンにまたがるといった、貴重な体験も出来ました。

32オイルのPANOLIN、パッドのZCOOといった商品を取り扱う岡田商事のブースでは、最新の商品とともに、掘り出し物も販売していました。

33シンプソンのヘルメットを、コレだけ一気に被り比べ出来ることはそうそう無いですよね。フィッティングはもちろん、自分のウエアとのコーディネートもじっくり選べます。

34第二駐車場には、バイクだけでなくクルマも止められます。写真右奥にも駐車スペースがあり、そこまでバイクで埋まっていました。

35メイン会場までは距離があるためバスで移動します。15分に1本出ているので、バスを乗り過ごしても安心です。時間がくるまで、駐車場の様々なバイクを観ながら歩いていれば15分などあっという間?

36バイク関連のブースだけでなく、食べ物関連の販売も充実。『おやき』といった地元の名物から、横手やきそばなどのB級グルメまでならび、何を食べようか迷ってしまうほどでした。

37ハーレー2013年モデルを展示していたのは、地元長野のディーラー・ハーレーダビッドソンモトロマン。オリジナル車両ながら、カスタム車の様な風格は、さすがといったところです。

38ツーリングには必要不可欠なETCを製造販売する、ミツバサンコーワ。ETCだけでなく、ブレーキレバーとアクセルを固定して盗難抑止効果を高める製品も、特価で販売していました。

39アメリカ生まれのタフなウエアKLIMと、フランス製のライディングエアFRIGAMを扱う、北海道のシルバースターも来ていました。この二つのブランド、性能、デザイン、価格のバランスがとれているので、これから要注目ですよ!

40100年以上の歴史を持つコンチネンタルタイヤは、2日間限定で購入商品の代引き手数料を無料に、またデジタルエアゲージもプレゼントしていました。

41ヘルメット、ウエアなど様々な商品を扱う東単のブース。通常のメーカーラインナップに無いカラーリングのヘルメットを取り揃えていました。

42レース活動でも有名なオーヴァーは、CB750、レトロなロイヤルエンフィールド、電動バイクと多様な車両を展示していました。そのどれもが、高いクオリティだったのはさすがオーヴァーです。

43アメリカのブランド・テクニックのブース。コンパクトなブースながら、特価品に溢れかなりお買い得!

44泥汚れを効率的に落とすMUC-OFFのバルーンが目をひくライズ。ツーリングの汚れ落としにも良さそうですね。

45SBCラジオの公開生放送『立川談慶と牛山美耶子の ともラジ』も会場から行われました。急遽ラジオに出ることになった、写真左のバイクブロス社員。慣れない環境に緊張しています。

46アクティブブースでは、BELLヘルメットのフィッティングサービスと、ガレージセールを実施。半額という文字に、来場者が足を止めていました。

47ライディングアパレルのパワーエイジでは、一足早く、ダウンインナーやアウタージャケットを販売していました。コレからの季節にちょうどいい商品ばかり。グローブも大特価です!

48モトクロッサーにティンバースレッドマウンテンホース製のキットを取り付けたスノーバイク。コレが有れば冬でもバイクを楽しめます。キットの価格は58万1000円から。

49バイクショップ単位で訪れる人たちも多く見受けられました。集合写真は梅田モータースのツーリンググループのひとつ。このあとさらに3グループが合流し、240名にも上る大所帯での参加となりました。

50来場者の方にカメラを向ければ、ご覧のとおりのノリの良さ。撮影していても、イベントを楽しんでいるのが良く伝わってきました。

51会場の駐車場だけでなく、宿泊する宿の駐車場へ直接バイクを止める人もいます。そのため、志賀高原の至る所でバイクを見かけます。

52カワサキのZ系に強いPMC。リアショック、ホイールなどのパーツと、カスタムされたZRX1200DAEGを持ち込んでいました。ブース内で光っているのは、LEDライト。省電力、長寿命と良いことづくし。どれほどの明るさなのか気なりますね。

53海外ブランドを輸入販売する松本エンジニアリングでは、マトリスのサスペンションをディスプレイ。F1での技術と経験を元に設立されたイタンリアンメーカーです。高い製品精度が魅力。

54通信距離900メートル、防水性能IPX6のブルートゥースインカム、HOLA F1を国内で唯一販売するワールドウォーク。高性能ながら低価格の商品を、さらに特価で販売。ブルートゥースインカムは手軽に仲間と通話出来る製品なのでお薦めですよ。

55ビッグバイクを手足のように扱うエクストリームライディングショー。会場が盛り上がるほどに、ライダーのテンションもアップ! 多彩な技を繰り出してきます。

56見ている人が楽しいのはもちろんですが、ライディングしている人も満面の笑みです。

57大グループでイベントに参加した梅田モータ-スは、物販ブースを出展。ウエアなどを販売していた他に、休憩スペースも隣に用意していました。

58カーボン製品が充実したマジカルレーシングのブース。カーボンホイールの驚異的な軽さが体感出来ました。価格は高いですが、効果はテキメンです。ほしいなぁ。

59オフロードパーツに強いボンサイモトでは、デジタルガジェットを販売。電圧の変化でヘルメットシールドの明るさを変化させる物や、ウエラブルカメラGo-Proを紹介していました。

60アヴェストは高品質な小型バラストを搭載するH.I.Dメーカー。クルマ関連のパーツを製造しているため、バイクユーザーへの認知度はまだ低いかも。ビグスクユーザーを始め、カスタム好きはぜひとも知っておきましょう。

61キャブレターパーツを扱うキースターは、キャブレターパーツとカスタム車両を展示。ローダウンされたダックスは、小さいながらも迫力は満点です。

62ベイツを扱うストラットのブースは常に黒山の人だかり。Tシャツからジャケットまでライダーが好みそうな商品が多数揃い、ここぞとばかりにまとめて購入する人も居ました。

63デビルテクニカでは、デビルのサイレンサー、ベルリンガーのラジアルマスター等を展示。ラジアルマスターの操作感の良さを実際に体感出来る装置も置かれ、性能をアピールしていました。

64フィニッシュが美しい、マフラー製作メーカー・マーベリック。サイレンサーはもちろん、最近ではチタンを使用したマグカップが人気。特別な人へのプレゼントにも最適です。会場でも多くの人が手に取っていました。

65エアバッグベストの無限電光。もしものときに効果を発揮するエアバッグベストは、白バイ隊も採用しているほど。

66バイカー向けのインディアンジュエリーを製作するジリオン七里ケ浜。ハーレー乗りだけでなく、若いライダーや女性も注目していました。

67ハーレー用マフラーを製作しているバブジャパン。ブース前に置かれたカスタムマシンは強烈な個性を放っていました。音も強烈で、エンジンをかければ誰もが振り返るほどの迫力でした。

68カジュアルなライディングウエアを販売するオリオンエースは、サボテンのオブジェが目印です。一見バイクウエアぽく無いので、女性やオシャレなライダーが商品を観ていました。

69地元の雑貨屋さんも出展していました。サイケなカラーのTシャツ、テティベアがかわいらしいですね。バイカーたちにも受けが良かったです。

70迫力のトライクで、会場から注目を集めていたサッシュ。GL1800のトライクはLEDでドレスアップされ、オーディオも装備。ココまで思い切ったカスタムは、そうそう見ませんよね。スゴいです。

71Tシャツ、スタジャンなど、普段使いもOKなウエストコーストチョッパーズのウエア。チョッパー系ライダーからも人気のメーカーです。

72スポスタのタンクが5000円! 激安価格の商品が並ぶネオファクトリーのブース。ちょっとレトロなヘルメットなども雰囲気あっていいですね。

73バイカー向け商品がてんこもり。サイドバッグやレザーベストもガレージセール価格です。店頭にいるお姉さんも、全身バイカーファッションで決めていました。

74イタリアンライディングウエアのスピーディは、シックなモデルが並んでいました。どのバイクにも似合う大人のバイク乗りにうってつけです。

751.6kmもの距離での通話を実現した最強のブルートゥースインカム、scala rider G4。通信距離だけでなく、4人までインカム通話できちゃうのです。ブルーネクストジャパンはこれ以外にも、メンテナンスグッズなどを限定特価で放出していました。

76長野中央自動車学校のブース前に並ぶのは、カスタムされたヘイスト250とハーレーの883。免許を取って、アメリカンモデルでツーリングするにも自然溢れる長野県は最適です。

77バイクパーツをネット販売するアイネット。タイヤが欲しいけれど、持って帰るのは……。そんな心配無用の全商品送料無料を実施。お得に、手軽に買い物を楽しめるサービスはありがたいですね。

78愛車を守るバイクガレージ。床部分が回転するため、狭いスペースでもバイクの出し入れをしやすいのが特徴です。メンテナンススペースにも最適な作りになっています。

79美しいキャンギャルを前に、記念撮影をパチリ。せっかくのイベントなんだから、楽しんだもん勝ちです。来場者、出展者、みんながその場の空気を盛り上げます。

80会場を笑いの渦に巻き込んだ信州プロレス。ちょっとゆるーい感じが、またいいんです。

81地元のお母さんが作るおやきに、身も心もホッコリ温まります。コンロではなく、あえてストーブの上で焼く所がポイントです。

82信州のアイドル、アップル学園のライブが初日のオオトリイベント。ノリの良い来場者が間の手を入れ、暗くなった会場に応援の野太い声がこだまする……。何でもアリのバイクイベントはどれもが新鮮で、多くの人の心に残ったことでしょう。

83メインステージの喧噪から離れるように、足湯に浸かる人も居ました。気温が落ちてきた夕方には、身体も温まりまさにうってつけ。温泉は、地元の渋温泉のお湯を使用していました。

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