掲載日:2018年04月18日 トピックス
文/池田大二郎 記事提供/BikeBros.2018編集部
※この記事は『BikeBros.2018』に掲載された内容を再編集したものです
4月を迎え新しいバイクシーズンが始まりました。そんな時期にお届けしたいのが、2018年3月までに印象に残ったバイク業界の事件簿。
今回は「誰もが知っているあの原付」の生産終了モデルを振り返ります。2017年4月~2018年3月は、メーカーを代表するブランド・車種が続々と引退(=生産終了)となった一年でもありました。ヤマハ・SR400、ドラッグスター400/250、セロー250、ホンダ・VTR250、カワサキ・エストレヤなどロングセラーの引退もありました。
そんな中、生産終了のニュースで「話題にされてもいいのに、あまり騒がれない」けれど結構インパクトのある引退劇もありました。
そういったあまり騒がれなかったラインナップを編集者の主観に立ってお伝えします。長くお世話になったこれらのバイクの数々、本当に長い間お世話になりました。
若者のライフスタイルに魅力的な製品を開発する「Nプロジェクト」。その第1弾として登場。2002年には100が登場し、その後もDX、TypeDなども発売。同様に生産終了となるモンキーがカスタムとしての芸術性を高めるという「モノ」という角度で見た場合、エイプは「頻繁に乗り、カスタムも楽しむ」という使い勝手で長年支持された。
日本の原付一種の代表格として1988年に登場。ディオ、スーパーディオ、ライブディオ、ディオチェスタ、ディオSR、ライブディオZXなどおそらく相当のライダーが最初に乗ったシリーズなはず。現行モデルはディオ110のみ。
元祖はスーパーフリーF50。1969年発売。ホンダのスーパーカブ、ヤマハのメイトと並ぶスズキのビジネスバイク。1983年に4ストロークエンジン版が発売となったため、併売時代の名称は「2サイクル・バーディー50」、「4サイクル・バーディー50」という「そのまま商品名化」という奇跡が起きる。
実はホンダが運営していたあのゴーカートな遊園地「多摩テック」の遊具としての製造がきっかけ。公道向けに改良され、その後1967年に販売開始。モンキー、ゴリラ、エイプは爆発的な人気となった。構造面でも非常にシンプルなため誰でもイジレタところから、カスタム文化として「モンキー=カスタム」という文化を生んだ。ライダーの趣味趣向を表現する上で、車体価格、サイズも十分だったからかもしれない。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!