掲載日:2016年10月25日 トピックス
※掲載情報は2016年10月25日現在のものとなります。
原付スクーターを探しているけれど、バイクの名称や種類が多くてよくわからない!という方に、原付スクーターの情報を簡潔にまとめたのが本ページです。中古車情報一覧や試乗インプレション記事にもつながっていますので、ぜひご活用ください! ビジネスモデルを除く2016年の現行モデルをメーカー別・車種別でご紹介! 同じ車名でもちょっとだけ名称が違うバリエーションモデルについても解説しています。
太いタイヤとパイプフレームであることを主張する車体デザイン。そんな個性的なルックスが魅力の原付がズーマーです。「自転車替わり」「サンダル感覚」といった気楽な使い方が似合うスタイルで人気を集め、ロングセラーモデルになっています。そのため、現行モデルでありながら、中古車在庫も豊富。また、個性をさらに自分らしく演出するカスタムパーツも豊富にラインナップされていているので、カスタムライフの入門車としても最適です。シート下の空間は工夫次第で容積に左右されずに収納場所として活用できるほか、小ぶりながらライト上にフロントキャリアが設置されるなど、見た目以上に積載も高く、工夫次第でさらなる拡張性を持たせられるのもこのバイクの魅力です。
車両ワンポイント
「ズーマー」と「ズーマー デラックス」の違いは?
ホンダのダンクは、燃費にこだわる原付スクーターの先駆けとして2014年に発売されました。特徴は、赤信号などでの一時停止中にエンジンを自動停止させ、アクセルを開けるだけでエンジンを再始動させる「アイドリングストップ機構」を採用している点です。この機構はホンダの原付2種モデルであるPCXなどに採用されているシステムで、エンジン停止状態からの再スタートは、ほぼタイムラグなく走り出してくれます。こうした環境性能に加えて加速も元気なのがポイント。装備面ではUSB電源を標準装備。さらにデジタルメーターにはホンダの50ccクラスでは珍しい時計機能を搭載しています。充実装備のために新車価格が高いですが、リセールも考えて検討してみる価値があるモデルです。
ダンクやタクト同様のホンダeSPエンジンを搭載した原付スクーターの3台目が、このジョルノです。外観は曲線を多用した可愛らしいデザインで、複数のカラー樹脂やメッキパーツなどを効果的に使うことで、スタイリッシュなイメージに仕上げられています。メーターパネルの中の数字などもジョルノ専用にデザインされているなど、女性的な視点を大切に作られているのがわかります。外観のデザインの違いでジョルノとジョルノスポルトという2モデルがありますが、走行性能に違いはありませ。なお、他のモデルと同じエンジンを使うということは、メーカーがコストダウンを狙った結果ですが、エンジンが同じでも駆動系の調整で走りの味付けを変えることが可能です。車両重量やそれぞれの特性に合わせて、微妙に走りが異なるケースもあるので、気になる方は、試乗してみることをおススメします。
原付生活ワンポイント
初代「タクト」は1980年代のバイクブームに登場しました。以来、「タクト」はそれぞれの時代における原付スクーターのベーシックモデルとして存在してきました。現在の「タクト」にも、その姿勢は貫かれており、ホンダ原付スクーターの基本的装備をすべて網羅しています。エンジンは、ダンクと同じアイドリングストップ機能を有したeSPエンジンを搭載。外観デザインは歴代タクトのイメージを継承したスタイルながら、A4ファイルが入るように工夫されたシート下スペースや、坂道でも駐車しやすいフロントブレーキロックを装備するなど、満足度の高いモデルに仕上がっています。各部の造りこみも丁寧なので、細部の仕上がりまでこだわる方は、ぜひチェックしておきたい原付スクーターです。
2012年に登場したBW’S(ビーウィズ)は、水冷4ストロークエンジンを搭載したオフロードテイストを匂わせる原付スクーターです。太いタイヤや2灯式ヘッドライトの存在感により、大柄な印象を受けますが、実際に乗ってみると原付スクーターとしては一般的なサイズ感です。タイヤは太いですがハンドリングは思いのほか軽快で、コーナーリング時などもクセがありません。他のスクーターと違う点は、ハンドルバーが見えていることで、ハンドルバーに装着するタイプの各種ホルダーなどがラクに取り付けできます。車両購入後に自分が使いやすいように拡張性を持たせたいという方は、購入候補のひとつに加えておきたい原付スクーターです。
シート部分が大きな箱のように見えるVOX。それもそのはず、シート&リアカウルの下は、そのまま容量34リットルの収納スペースになっています。高い積載能力と独特のデザインが特色のこのモデルは、2006年に50ccモデルとしてヤマハでは初のFI(燃料噴射装置)採用エンジンを搭載して発売されました。以来、カラーグラフィックや足回り、FIのセッティングなどの変更を受けながら進化を続け、2016年は「VOXデラックス」として現行販売されています。細かな進化を積み重ねているので、購入するのであれば年式が新しいほうがベストですが、体感できるほどの年式による性能差もないのが事実。中古車両は豊富ですから、ボディカラーやコンディション、価格などで、お気に入りの一台をじっくり探してみましょう。
車両ワンポイント
「VOX」と「VOX デラックス」の違いは?
「Vino(ビーノ)」は1997年に新登場した原付スクーターです。デビュー当時は2ストロークエンジンを搭載していましたが、2004年に燃費と環境性能向上のために4ストロークエンジンとなりました。以来、カラーグラフィックを毎年変更。また2016年モデルでは排気系の見直しなどで燃費向上が図られました。このモデルの特徴は、女性らしさを忘れない可愛らしい外観デザインで、およそ20年前に設計されたとは思えない洗練されたシルエットになっています。女性らしさとスクーターを語るうえで欠かせないのが、フラットフロアのステップ部分。運転中は足を閉じて乗ることができるのも、このモデルの特徴といえます。
車両ワンポイント
コンパクトでカワイイ外観はデビュー以来からの伝統スタイル
「ジョグ」は1983年に初代が登場した原付スクーターです。デビュー当時のジョグは、他の原付スクーターと同様に2ストロークエンジンを搭載していましたが、現行の2016年モデルは4ストロークエンジンを搭載しています。なお、外観デザインは2007年にフルモデルチェンジされ、2016年モデルはそのデザインを継承しています。スタンダードの「ジョグ」のほかに、装備の異なる「ジョグデラックス」「ジョグZR」とシート高が25mm低い「ジョグ プチ」がラインナップされています。いずれもエンジンは共通の水冷4ストロークSOHC3バルブエンジンを使用。なお、2016年モデルは1980年代のカラーリングをイメージした限定カラーバージョンが、1500台の台数限定でラインナップされました。
車両ワンポイント
初代は30年以上前に登場したヤマハ伝統の原付スクーター
原付生活ワンポイント
「レッツ」はスズキを代表する原付スクーターのモデル名です。初代モデルは1996年に登場。その後、「レッツ2」「レッツ4」をリリース。2008年には「レッツ5」が発売されました。今回紹介する「レッツ」は、「レッツ5」の後継モデルとして2014年に発表されたもので、エンジンには、燃費性能を高めた空冷のSEP(SUZUKI ECO PERFORMANCE)エンジンを搭載しています。なお、通常使用の「レッツ」に加え、メッキミラーやパイピングシート、専用エンブレム、リアグラブバーなどの装備が追加された「レッツG」もラインナップされています。ハンドリングは軽快で、車重も軽いため、スタンドがけや取り回しもラクにできるのが特徴です。加速はマイルドな印象ですが、それだけにビギナーでも安心できる「ちょうど良い走行性能」といえるでしょう。
車両ワンポイント
レッツとレッツGの違いはナニ?
初代「アドレス」はスズキの原付スクーターのハイエンドモデルとして1987年に登場しました。その後、同名称で50cc以外のモデルも登場していることから、原付スクーターだけでなく、原付2種のスクーター名称としても広く知られるようになっています。原付の「アドレス」は、2006年にフルモデルチェンジされました。現行モデルのデザインもそれに準じています。なお、現行モデルに搭載されているエンジンは、レッツでも採用されたSEPエンジンですが、駆動部分の特性に違いがあり、レッツとは異なる走りの味付けとなっています。