掲載日:2010年07月30日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
今でこそラインナップが縮小してはいますが、1990年代後半まで“125ccオフロード”というカテゴリには、多くのモデルがラインナップされていました。その中でも、特にハイパフォーマンスな1台として人気が高かったのは、カワサキの「KDX125SR」。当時の人気モデルであり、幅広いオフロードライダーから愛された名車KDX200SRを下敷きに、レーシングモデルであるKX125用をベースとするエンジンを搭載。また、クラス初となる倒立フォークを採用し、ワンクラス上のモデルに匹敵する足回りとなっていました。実際の走行性能も非常に高く、ストリートはもちろんエンデューロなどの草レースで大いに活躍しました。公道版KXとも言える過激なマシンでしたが、排気ガス規制の影響で1999年に生産を終了。しかし、現行の250ccクラス並みの性能を持つKDX125SRは、今のマシンと比較しても見劣りするものではありません。
ただ、中古車市場では低年式モデルということもあって、在庫数は少ないのが悩みどころ。特に生産終了間際のライムグリーン×ホワイトのモデルは数が少ないばかりか、比較的高値安定となっています。ハードに使用された個体が多いため出来るだけ高年式を狙いたいところですが、プレイバイクと割り切るなら初期モデルもアリ。レース向けパーツは現在でも手に入るので、低価格な車両をさがしてサンデーレーサーに仕上げるのも面白い遊び方でしょう。排気ガス規制だけでなく、オフロードシーンの変化もあって、今後こういったホットな公道モデルが新たに発表される可能性は高くありません。あのころの熱気を感じさせるモデルとして、KDX125SRはチェックしておくべき1台と言えるでしょう。
サイズはミニながら本格的なサスペンションや前後ディスクブレーキを装備。走りのポテンシャルは高く、80ccクラスでありながら上位モデルに引けを取らないパフォーマンスを持つ。
一昔前のエンデューロでは、2スト125ccと4スト250ccが同クラスであることが多く、XR・XLR系対KDX125SRというバトルが頻繁に勃発。瞬発力と軽さならKDX125SR!
ヤマハの2サイクル125ccモデルは、標準でキャリアやセルがついているのが特徴。レースならKDX、ストリートでの快適さならDT125WRが一歩リードすることが多かった。
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