カブ生活

第四十七回「どこでもカブ」

掲載日:2017年05月07日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

昨年は清里で約100人の旅ライダーが集まるイベントを開きました。カブは男女を問わず人気者!

少々古い話題で申し訳ありませんが、昨年は一年掛かりで準備したイベントを開催しました。わたしも主催メンバーに名前を連ねる「HUB倶楽部」と、北海道を愛する旅人が集う「ホッカイダー」の合同イベントで、ちょうど30周年を迎えた「OutRider(アウトライダー)」誌を参加者一同でお祝いしようと、清里(山梨県北杜市)のペンションに約100名のライダーが集いました。

このイベントの参加者はツーリング愛好家が中心。駐車場には国内外のツアラーマシンや、旅向けの工夫を施したバイクが並びました。大きな荷物を効率よく積む工夫や自作のキャリアなど、実用的なアイデアがたくさん。なかにはカブで参加された方もいて、その一人の山親父さんは青山で開催されるカフェカブなど、カブのイベントではよくお見かけする方。黄色いクロスカブの旅バイク仕様(!?)で登場して注目を集めていました。

まず、誰もが驚くのはスキーキャリア。長尺のスキーをサイドに張り出した自作キャリアに挟んで携行できるのですよ。イベントの時はさすがにスキー積載ではないので、貼り付けた写真は2015年開催の「カフェカブミーティングin青山」での一コマを引っ張り出しました。真冬にスキー板を積んで走るカブの姿はさぞかし目立つでしょうねぇ。なにしろ山親父さんは恰好だけでなく本当にクロスカブでスキーに出かけるのですから。地元の静岡から長野県の白馬へ、毎冬スキーツーリングに出掛けています。スキーといえばブーツやウエアなど用品がかさ張るものだけど、車体両サイドの木箱(もちろん自作)とトップケースの収納力があれば余裕。雪道ともなればタイヤにチェーンを巻いて走ります。カブでスキーツーリング! スキー場で目撃したら驚きますよね。

さて、会場では女性陣からも注目され、大勢が黄色いカブを囲んでおりました。山親父さんがスキーツーリングの写真を披露されると黄色い声も上がり、山親父さんは女性陣注目のなか大汗をかきながら走り出されましたよ。そのときの後姿は黄色いヒマワリの花束がワサワサと揺れて、なんだかとってもメルヘンでした。路上でこんなカブに遭遇したら、後続車のドライバーも思わずニッコリしちゃうだろうなぁ。

左上/ハンドル周りにバッグがあると便利。中はスマホの充電バッテリーかな。右上/積載量はバッチリ!ヒマワリの花が平和な雰囲気でしょう。右下/木製のサイドボックスは手作りの特注品です。左下/収納力抜群のトップケースからスキーツーリングの写真が。女性陣から歓声が上がりましたよ。

右サイドにスキーを積載。この写真は2015年の「カフェカブミーティングin青山」で撮影した一コマです。

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