カブ生活

ゆるカブ第百八十回「CT125で”朝ラーツー”へ」

掲載日:2022年08月07日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

ゆるカブ第百八十回「CT125で

ここは房総半島の保田(千葉県安房郡鋸南町)の海辺です。平日の午前9時半は人影もまばらで青空とウルトラマリンブルーの海はほぼ貸し切り状態。この日は"朝ラー"前に海を眺めたくて、CT125で都内を午前5時頃に出発しました。通勤渋滞にもほとんど遭わず午前8時過ぎには富津界わいへ到達できます。

内房で"朝ラー"、ぶ厚いチャーシューを噛みしめろ!!

暑い季節にラーメンなんてと思ったアナタ! 千葉県富津市竹岡では真夏でも行列ができる人気店があるとか。"竹岡"という地名にちなみ"竹岡ラーメン"とか"竹岡式ラーメン"と呼ばれるラーメンを提供する店が界わいに点在していて、なかでも老舗と名高い2軒は午前中の開店時刻からお客さんがドシドシやってくるそうです。こ、これはもしかして以前からカブ友さん達が話題にしている"朝ラー"絶好の機会では!! ちなみに"朝ラー"とは"朝ラーメン"のことです。お昼前、それも午前中の早い時間からラーメンを食べる"朝ラー"目当てのツーリングが"朝ラーツー"なんだけど、気温30度越えの暑い日にラーメンってどーなんだ!?

ゆるカブ第百八十回「CT125で

"竹岡ラーメン"の老舗「鈴屋」さんは平日も開店と同時に賑わいます。目の前の国道127号を挟んだ海沿いの駐車場もクルマが詰まっております。昼時は店前のベンチで待つ人の姿も。バイクは適当な空きスペースに駐輪しましょう。

ゆるカブ第百八十回「CT125で

ラーメンは900円。小上がりかテーブル席でいただきます。白い三角巾と割烹服のお姉さまがラーメンとレンゲを運んでくれます。相席(パーテーションあり)も可なので回転は早いよ。

ゆるカブ第百八十回「CT125で

ゆるカブ第百八十回「CT125で

"竹岡ラーメン"の特徴としてスープのベースはチャーシューの煮汁。これをお湯で割っただけのスープというのが豪快です。見た目ほどではない濃さのスープですが完食するのは辛いです。海苔の後ろに奥ゆかしく隠れているチャーシューはぶ厚いのが3片!! ほかにメンマやナルト、海苔、長ネギという醤油ラーメン定番の具。長ネギはもっと大盛りだとうれしい。

ゆるカブ第百八十回「CT125で

スープから、ずっしりと重いチャーシューが現れます。常連さんはラーメンとライス(250円)を同時注文。セルフでつくるチャーシュー丼にスープをかけ回し、ラーメンと一緒にモリモリと食べていました。

ゆるカブ第百八十回「CT125で

営業時間の隣りに小さな文字で注意書き。「品物がなくなりしだい終了」なのでご注意を。

"朝ラーツー"恐るべし。かなり喉が乾きます。お勘定のときにセルフの給水器で冷水をなみなみ注いで飲み干しました。注文したのはシンプルなラーメンですが、まるでチャーシューメンを食べたような肉の満足感。竹岡は漁師町だけにラーメンも豪快でライスと一緒に食べられる構成になっているのかしらんと、勝手な想像を膨らませます。で、食後はもう当分は食べなくてもいいやと思ったのだけど、10日ほどして何気な~く思い出した瞬間、「あのチャーシューを噛みしめたい」というい欲求がムクムク。不思議な満足感を醸すラーメンを確かめにCTでまた"朝ラーツー"するかなぁ。

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