掲載日:2022年03月13日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
2月末日、カブで都内を走っていたら甘く芳しい梅の花の香りに誘われました。気象庁によれば都内の梅は2月1日に開花したそうですが、名所として知られる亀戸天神を訪ねてみると境内は梅の花が目の前で次々にほころび始めるところ。巷ではまだグリップヒーターの恩恵に与る日が続きますが、「ようやく冬も終わるんだなぁ」とシミジミと実感しました。亀戸天神社は藤の名所でもあります。4月になれば藤の花が一斉に咲いて藤棚の下は甘やかな藤の香りが漂いますよ。
さて、気の早い話ですが境内の梅はやがて結実して青梅へと育ちます。その実は神職が自ら収穫して梅干しや梅酒に加工されるそうです。天神様の梅でつくる梅干しや梅酒ってどんな味なのでしょう。たまたま散歩にいらしたご近所さんのお話では、運がよければ梅の実をおさがりで頂戴できるのだとか。都内の梅は6月に入ってからが収穫期。2019年には300個収穫されたという情報もあるので授かりに行ってみようかな!?