掲載日:2019年11月17日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
コンセプトモデルCT125の麗しいお姿。C125のエンジンを積み、アップマフラーにパンチングメッシュの金属ガード! なんとリアまでディスクブレーキです。ヘッドライトの取り付けステーも凝った意匠ですね。
カブファンならばすでにご存じのとおり、待望のCT125のコンセプトモデルが先月開催の東京モーターショーに登場しました。
実車はウワサ通りの完成度で、パンチングメッシュガードのついたアップマフラーや、リアキャリア裏に吸気口があるエアクリーナーの存在感にクラクラ。キャリアに大きく刻印された「TRAIL HUNTER」のネーミングらしい、タフさと大人っぽい遊び心にあふれたモデルです。
ちなみに会場で関係者と遭遇できたので、「来春の東京モーターサイクルショーで市販の予定を発表ですか」とぶつけてみたら大慌てで否定。怪しい匂いがプンプンすると思うのはわたしだけじゃないよね。
この角度からよく見えるタンク容量は約5Lだとか。フロントフェンダーは金属製。大きくて実用的なヘッドライトとウインカーはLEDです。四角いウインカーの意匠は当時のイメージどおりですね。
ご本家を踏襲して左側のサイドカバーにあるエアクリーナーの吸気口はリアキャリアの裏側という高い位置にあります。前部のアンダーボーンカバーからサイドカバー、エアクリーナーにかけての一体化したデザインが美しいです。
軽量化のためにアルミ製だというパイプフレームのガード。フォグランプを付けることもできそう。
ステップはゴムラバー付きのオフ用タイプ。現時点ではキックアームがありません。加えて右側にサイドスタンドが付く場所もなくて残念。この二つはオプションでもよいからぜひ付けて欲しいなぁ。
この”Wingマーク”をホンダさんの関係者は「クラシックウイング」と呼んでいました。このマークが飾られるモデルとしてCT125は必ず世の中に出るものとして長く練られてきたのかもしれません。
リアキャリアに大きく打ち出された「TRAIL HUNTER」の文字は見逃せません。愛称や通称で”ハンター”と呼ぶ以上の存在感です。
同じく「AIR CLEANER」の刻印がリアキャリア左前部にありました。
エアクリーナーの吸気口がキャリア下に取り付けられています。コンセプトモデルですが裏側までキッチリと塗装されていました。
モンキーとほぼ同じメーターですが「ABS」とあります。フロントフェンダーにも「ABS」の白文字が。今度こそカブにABSが付くのでしょうか。かつてC125のコンセプトモデルに「ABS」とあったのですが消滅しています。
アクセルワイヤーは上部に出ています。ちなみにクロスカブは下からです。タフなトレール車に狙いを定めた心遣いでしょうか。
見どころ満載のCT125を前にカブファンは釘づけです。展示車両は触っちゃいけないのだけど、気になるリアキャリアをコンコンと叩く人が何人もいました。みなさんの期待が半端ない。ホンダさん、ファンは市販化を待ち焦がれていますよ。
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