PGO ボン125
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PGO ボン125 – 新型エンジンとアイドリングストップ機構を搭載

掲載日:2015年07月01日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之

PGO ボン125 の試乗インプレッション

PGO ボン125 の画像

パワフルな加速と安定した走り
スムーズなアイドルストップ&再始動

シートに座ると、お尻の納まりが良く、安定した座り心地だ。それもそのはず、同クラスの車両と比べると10mmほどスポンジ層を厚めにし、クッション性を高めているとか。これなら少々長めのライディングでも疲れは少ないだろう。

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新開発となるXCエンジンはSOHCの2バルブ単気筒で、PGOの過去の同排気量空冷エンジンに比べ、ビッグバルブの採用、クランクシャフト&ベアリングの強度アップ、シリンダーヘッドの新たな排熱ルート確保など、70%以上の改良を加え、高出力と高い耐久性を実現したもの。エンジンを掛け、アクセルを開けると少々エンジン音は大きめだが、タコメーターの針はあっという間に7000回転付近まで吹け上がり、力強い加速を見せる。信号ダッシュで車の流れをリードできる軽快さは国産の125ccクラスと同様で、その割にハンドリングはどっしりと安定感のあるもの。これなら通勤、通学時にも不満はないはずだ。

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さて、注目のアイドリングストップ機構はどうだろう。PGOではSTOP&GOシステムと呼ぶ機構は、ハンドル右側のスイッチで任意にオンオフが可能なほか、アイドル状態になってから何秒でエンジンを停止するかを、3~30秒の間で任意に設定できる仕組み。この設定はメーターのLCDを見ながらボタン操作で簡単に変更できる。再始動はブレーキレバーを握り、アクセルを軽く回すだけ。このブレーキを握るという動作に関してちょっと面倒に感じたり、違和感を覚える人がいるかもしれないが、普段から信号待ちでフロントブレーキを握って待機するクセのある筆者にとっては、全く違和感なくスムーズに再始動、そしてスタートを行えるものだった。おそらく誰にとっても慣れてしまえば気にならないレベルだと思う。

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パワフルなエンジンとスポーティなルックスに、先進のアイドリングストップ機構を取り入れたBON125は、台湾スクーターの新たな時代を予感させる意欲作といえるだろう。

ボン125の詳細写真は次ページにて

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