ホンダ ジョルノ・スポルト
ホンダ ジョルノ・スポルト

ホンダ ジョルノ・スポルト – ジョルノにスポーティなカラーリングモデル登場

掲載日:2012年03月28日 試乗インプレ・レビュー    

ホンダ ジョルノ・スポルトの試乗インプレッション

ホンダ ジョルノ・スポルトの画像

車体は軽く基本性能は高い
大きすぎずに取り回しもラクラク

ジョルノ・スポルトは、左右にフルロックしても手が届くハンドル幅、かかとまで足がつくシート高など、身長163cmのテスターが乗るとちょうどいい大きさだ。乾燥重量81キロという軽い車体と取り付けの工夫により、センタースタンドは軽い力で掛けて外すことができる。リアのグリップは握りやすい太さと形状で、これも取り回しの良さにも大きく貢献していると思う。

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エンジンは、トゥデイやディオと共通の空冷4ストロークの単気筒エンジン。コンピューター制御で燃料を噴射するため、右手のセルモーターボタンを押すと、気温の低い冬の朝でも簡単にエンジンは始動した。走り出すと、エンジンのパフォーマンスは元気な感じ。ある条件でテストすると、ゼロスタートから時速50キロくらいまでアクセルにダイレクトに反応して前に進んでいく印象。その後、加速は鈍くなり最高速到達には長い距離が必要となった。このクラスでは十分な走行性能といえるだろう。都市部を中心におよそ80キロを走り、燃費はリッター42キロ。信号待ちが少ない地域なら、もう少し燃費は良くなるはずだ。

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前後ブレーキはドラム式だ。左レバーを操作すると、後輪ブレーキに加えて、少しだけ前輪ブレーキも連動して効くコンビブレーキが採用されている。それにより制動時に車体の変化が少なく、短い距離でバランス良く止まることができる。初心者からベテランまで、雨の日のパニックブレーキなどで恩恵を受けるケースがあると思う。そして後輪ブレーキにはブレーキロックレバーがある。エンジン始動時に不意の飛び出しを防ぐ機能でもあるが、この装備によって、信号待ちや坂道での停車時でも簡単に車体を安定させることが可能だ。なお、後輪ブレーキを強く握るだけで自動的にブレーキロックは解除される。

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スクーターとしての利便性を高めつつ、オシャレでかわいく、かつ走りの性能をスポイルしないバランスの取れた原付スクーター。通い慣れたいつもの通勤・通学路が、すこし楽しくなるマシンだと感じた。

ホンダ ジョルノ・スポルトの詳細写真は次ページにて

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