ホンダ ジョルノ・スポルト
ホンダ ジョルノ・スポルト

ホンダ ジョルノ・スポルト – ジョルノにスポーティなカラーリングモデル登場

掲載日:2012年03月28日 試乗インプレ・レビュー    

エレガントで高級感のあるジョルノに
スポーティなカラーリングモデル登場

『ジョルノ』は気軽に乗れる2ストローク50ccスクーターとして、1991年に開催された第29回東京モーターショーに出品され、翌92年に発売された。今日、ジョルノの代名詞ともいえる大きくて丸いヘッドライトと優しく流れるボディラインは、この初代モデルから継承されたもの。その親しみやすい外観と、大容量のメットインスペースやチューブレスタイヤの採用といった充実した機能により、ジョルノは発売当初から幅広い層からの支持を得ることになり、その人気に後押しされて、99年には4ストロークエンジンを搭載したモデルも発売。2012年には、ホンダの特別協賛で制作されたOVAアニメ『わんおふ』の主人公の愛車としても知られることになった。

ホンダ ジョルノ・スポルトの画像

2012年1月に発売された『ジョルノ・スポルト』は、ジョルノの車体をベースにカラーリングを変え、専用シートを採用し、フロント・サイド・リアの各カバーに赤色のストライプを施してスポーティさを高めたイメージモデルだ。環境に優れた4ストロークエンジンや前・後輪連動のコンビブレーキ、そして大容量メットインスペースなど、ジョルノとジョルノ・スポルトのスペックは同じものとなるが、オリジナルカラーによって異なる存在感を手に入れることに成功している。

ホンダ ジョルノ・スポルトの特徴

ホンダ ジョルノ・スポルトの画像

スクーターらしい実用装備の充実と
曲線を多用したおしゃれなデザイン

エッジが丸くデザインされ、「かわいい」というのが第一印象。大きめのヘッドライトやウインカーに採用されているクリアレンズ、そしてスピードメーターの丸文字表記など、ライダー本人はもちろん、第三者から見られる部分にも、かわいらしさや親しみやすさが際立っている点はジョルノならではといえる。また、各部にメッキパーツが使われたり、車名に立体エンブレムを採用するなどの「プチゴージャス」な演出もうまい。ジョルノ・スポルトでは、ボディに施された赤いストライプが左右非対称なので、車両の右と左では印象が異なる凝りようだ。

ホンダ ジョルノ・スポルトの画像

ステップフロアはフルフラットで、足元の自由度が高く使い勝手が良い。後部に赤いパイピングが施されたジョルノ・スポルト専用シートのシートは、厚みと幅があって適度に体重を分散してくれるうえ、内股部分がえぐられているので足付き性も良好だ。シート下には、22リットルのメットインスペース。これだけ大容量ならば、収納するヘルメットのサイズは問わないだろう。もしメットインスペースに荷物が多すぎてヘルメットが入らない場合には、ヘルメットをスペースの外側に掛けられるフックも用意されている。

ホンダ ジョルノ・スポルトの画像

フロントインナーラックは、1リットルのペットボトルもすっぽり入る実用的な大きさだ。中央にあるコンビニフックはY字になっているので、バッグのストラップをぐるりと巻き付けると脱落しにくい。そして右側には、いたずらと盗難を未然に防ぐシャッター付きのキーシリンダーがある。

ホンダ ジョルノ・スポルトの画像

別体式のフロントフェンダーからエレガントに流れるボディラインが始まる。車両の左側にある赤いストライプが『スポルト』の証だ。大型マルチリフレクターはパッチリ見開いた目のような印象で、配光効率と共にかわいらしさを際立たせている。そのリムにはメッキが施され、高級感あふれる造りになっている。大型のメーターパネルには、丸文字で目盛りが描かれたスピードメーターと燃料計がある。速度やガソリン残量がひと目でわかるうえに、かわいいデザインになっている。

ホンダ ジョルノ・スポルトの試乗インプレッションは次ページにて

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