掲載日:2011年08月03日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ジャイロXは、配達業務などの用途で定評のある3輪スクーターです。登場した1982年当時は不整地走行も見据えた多目的車という位置づけでしたが、後に宅配ビジネスや出張修理サービスなど、多様化するビジネスニーズに対応して進化しました。
2008年3月のモデルチェンジでは、エンジンが従来モデルの空冷2ストロークから、環境性能に優れた電子制御インジェクション採用の水冷4ストロークに変更。新たなエンジンでは、静音化、排ガスのクリーン化が図られ、燃料消費率もベーシックタイプで60km/h(30km/h 定地走行テスト値)と大幅に向上しています。エンジン始動はセル式で、キックも併設しています。スターターはダイナモ一体式となりましたのでエンジン始動も静かです。深夜や早朝からの仕事にも、一層使いやすくなりました。
前後輪には新設計のアルミ製ホイールを採用し、後輪のサイズは6インチから8インチに大径化しました。また旋回時の後輪の浮き上がりを抑えるスイング機構、後輪の回転差を調整するデファレンシャルギヤ、フロントのオイルダンパー採用ボトムリンク式サスペンションなどもあって、安定した走行性能を発揮します。
スタイリングは、新たな4ストロークエンジンの搭載や後輪トレッドの拡大に伴い、エンジン上部のカバーデザインを一新。たくましさと優しさを両立させたイメージとしました。また、メンテナンス性を高めるリッドを装備するなど使い勝手も考慮しています。駐車時のスタンド掛けが要らないワンタッチパーキング機構も健在です。
ジャイロXは、ウインドシールドと車体前後にキャリアを装備したスタンダードタイプと、ウインドシールドとリアキャリアを廃したベーシックタイプの2タイプを設定しています。カラーリングは両タイプとも、シャスタホワイトとファイティングレッドの2色です。
ジャイロ キャノピーは、大型のウインドスクリーンとルーフを持つ3輪のビジネスバイクです。1990年12月に登場し、2008年3月のモデルチェンジではエンジンを従来の2ストロークから4ストロークに変更しました。燃料消費率は54.5km/L(30km/h定地走行テスト値)、燃料タンクは6.8Lの大容量です。ジャイロ キャノピーの最大の特長は、雨天でも快適に運転できるところです。フロントのウインドスクリーンにはワイパーが付き、ウインドスクリーンウォッシャーも装備されています。カラーリングはシャスタホワイトのみ、メーカー希望小売価格は52万3950円(消費税込)です。
各種宅配業務で支持を得ている50ccのビジネススクーター。積載性に優れる低く広いリアデッキ、乗り降りしやすいシート、積載時に差が付くパワフルなエンジンなどが特長。
耐久性、軽量な車体、足つき性の良いシート高が好評を得ている50ccのビジネスバイク。14インチタイヤ、フロントのテレスコピックサスペンション、フロントキャリアなども特長。
信頼性の高いエンジンや、取り回しの良い車体サイズ、耐久性、経済性などでロングセラーを続ける50ccのビジネスバイク。昔から変わらないスタイルも魅力のひとつ。
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