ホンダ トゥデイ

掲載日:2011年08月08日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

上記「掲載日」はバリエーションモデル追加日です。本バイク購入ガイドは2010年7月16日に掲載されたものです。

ホンダ トゥデイの画像
HONDA TODAY

衝撃価格でデビューした
ベーシックスクーター

原付スクーターといえば「リーズナブルで手軽な乗り物」というのが定番でした。しかし、1990年代のころは平均して15万円前後になっており、車種によっては20万円近いものも登場し、高級化が進行。そんな中、ホンダから低価格スクーターが発売されました。2002年にデビューした「トゥデイ」のメーカー希望小売価格は、94,800円!当時のベーシックモデルである「ディオ」が159,000円であったことを考えると、驚きの価格と言えるでしょう。この価格の秘密は、生産国を高コストな日本から低コストの中国に移したこと。ただ、発売当初は日本のクオリティに追いつかず、リコールが何度か発生するというトラブルにも見舞われました。しかし、圧倒的なロープライスと言うセールスポイントによってベストセラーモデルに。その後2007年にモデルチェンジを行い、価格も134,400円となりましたが大幅にクオリティが向上。また、価格がアップしたとは言え、スクーター全体から見るとまだまだロープライス。先代よりスタイリッシュになったこともあり、引き続き人気モデルの地位に留まっています。

さて、中古車市場の状況ですが、一時ベストセラーとなっただけに在庫数は圧倒的です。価格も3万円台からラインナップされており、現時点でもっとも安価に手に入るスクーターの一つ。ただ、高年式なモデルになると、元々の価格が安いだけにお得感はあまりありません。おすすめの年式ですが、信頼性やスタイルなどを総合的にみると、2007年以降のモデルがやはりベスト。モデルチェンジ前の車両は格安ですが、熟成が進む前だったために若干チープさを感じることも。ただ、価格の安さは圧倒的ですので、とにかく予算を絞りたい場合は初期モデルが良いでしょう。カスタムパーツの種類は多くありませんが、基本的なラインナップは抑えられているので、いじって遊ぶ楽しみもあります。手軽にスクーターライフをはじめたいなら、トゥデイは選択肢にいれておきたい1台と言えます。

ホンダ トゥデイのここがポイント!
  • ● 中国生産による圧倒的なロープライス。FI採用後もリーズナブル。
  • ● 初期モデルはリコールが多かった。購入時は対応済みかどうかを確認しよう。
  • ● 2007年のマイナーチェンジでクオリティが大幅にアップしている。

バリエーションモデル「トゥデイ・F」

トゥデイ・Fの画像

トゥデイのファッショナブルモデル

トゥデイをより一層おしゃれなデザインに仕上げ、ネーミングにFashionableの頭文字を取り入れたのがトゥデイ・Fです。車体にはトゥデイ・F専用のカラーリングを用い、レッグシールドの色は車体色が映えるように替えてあります。ツートーンカラーのシート、フロントカバーストライプ、ブラックのホイール、それにトゥデイ・F専用のメーターやロゴステッカーなども採用し、細部にわたって質感を高めています。2011年7月現在、用意している車体カラーはキャンディーアルジャブルー、パールキャンサーホワイト、パールプロキオンブラックの3タイプ。メーカー希望小売価格は13万9650円(消費税込)です。

トゥデイ・Fのここがポイント!
  • ● キャンディーおよびパールの車体カラー
  • ● トゥデイ・F専用カラーのレッグシールド
  • ● ツートーンカラーのシート

ホンダ トゥデイのライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    BJ50

    トゥデイと同じく海外生産でコストを下げたモデル。生産国は台湾となる。スポーティなフォルムで、男性からの支持が高かった。

  • スズキ
    チョイノリ

    2003年に発売された国内でもっともリーズナブルなスクーター。約4万円こちらが安いが、性能的にはトゥデイの勝利。

  • スズキ
    レッツ2

    海外生産モデルで攻勢をかける他メーカーに対し、国産で対抗したスズキ。装備を簡素化したレッツ2がその筆頭だった。

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