掲載日:2011年04月06日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ダックスは愛嬌あるスタイリングが特徴のレジャーバイクです。車体はミニサイズですがライディングポジションはゆったりしていますし、4サイクルの単気筒エンジンは信頼性が高く、経済的でもあります。1995年に発売されたモデルが記憶に新しいですが、実は1969年から1981年の間にも販売されていたので、近年のダックスは再生産モデルというわけです。
それでは歴代のダックスを紹介していきましょう。1969年の初代モデルは折り畳み式のハンドルが採用され、フロントまわりが簡単に脱着できるST50と、フロントがアップフェンダーのST50エクスポートが用意されました。それぞれのタイプには70ccエンジンのモデルもあり、計4種類のラインナップで登場しました。
1971年発売のST50IVとST70IVでは、スポーツ走行を一層楽しめるようになりました。変速装置がそれまでの遠心クラッチ3段から、手動クラッチ4段へと変更。ハンドルは固定式になり、フロント部の脱着機構もなくなりました。盗難防止のハンドルロックも装備されています。1972年には不整地走行を意識してクランクケースプロテクターを装備した50SPORT-IIと70SPORT-IIが発売されました。その後の大きなトピックとしては、ヒップアップシートやメガホン型のマフラーが採用された1979年のST50CとST50Mの発売があります。変速装置はST50Cが自動遠心クラッチの3段ギヤ、ST50Mがマニュアルの4段ギヤです。エンジンも低中速のトルク向上や騒音規制への適合など、各部に改良が加えられました。このように様々なタイプがリリースされ、1981年まで生産されていました。
そして、アウトドアブームを背景に復活したのが1995年モデルです。バッテリーは12VのMFタイプに、点火方式はCDIマグネット式に進化し、始動性を向上。カムチェーンテンショナーは自動調整としてメンテナンスフリー化しました。変速装置はクラッチ不要な自動遠心の3段ギヤを、ハンドルは折り畳み式を採用しています。
1972年発売の2ストロークエンジンを搭載するレジャーバイク。最高出力は4ps、タイヤはフロント、リアともに5.40-10サイズ。前後に長めのシートや独特の車体デザインも特徴。
コンパクトサイズのレジャーバイク。2009年にはフルモデルチェンジが行われ、デザイン、メカニズムともに一新。新エンジンにはインジェクションが採用されている。
エンジンは最高出力3.8psの空冷2ストローク、ミッションはクラッチ付きの5段、前後タイヤは8インチという組み合わせのミニバイク。1979年に発売、1993年には再発売を行った。
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