ヤマハ YB-1 FOUR

掲載日:2011年04月08日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ YB-1 FOURの画像
YAMAHA YB-1 FOUR

オシャレなYB-1の車体に
4ストロークエンジンを搭載

2ストロークエンジンの50ccオートバイ「YB-1」をベースに、4ストロークエンジンを搭載したのが「YB-1 FOUR」です。2ストロークだったYB-1は1996年発売の50ccスポーツバイクで、シックで渋いイメージを好むユーザーの増加を背景に、若いライダーを中心に人気となりました。YB-1 FOURは、YB-1のスタイルをそのままに、奇麗でお洒落なスポーツというテーマで2000年3月に製品化されました。

エンジンは低速での粘り強さを特徴とした空冷SOHC2バルブの4ストロークで、市街地での快適な走行が楽しめます。また、キャブレターセッティングの最適化により排出ガス中の有害物質を低減し、二輪車排出ガス規制をクリアしました。最高出力は3kW、始動方式はキック式、ミッションは4速のリターン式です。舗装平坦路燃費は108km/L(30km/h)で、燃料タンクの容量は7.2Lです。

ブレーキは、フロント、リアともに130mm大径ドラムブレーキを採用しています。従来のYB-1では110mm径でしたので、操作感が向上し、滑らかで入力に応じた効力が得られるようになりました。ヘッドライトも従来の30W/30Wから、より明るい35W/36.5Wへと変更され、夜間走行の安心感も高まっています。

車体デザインは従来モデルから引き継いだものですが、新たにメッキ仕上げの大容量エアクリーナーカバーを採用していますので、フロントとリアのメッキフェンダーやメッキヘッドライトボディなど各メッキパーツとの相乗効果で、より質感豊かな雰囲気となっています。カフェレーサースタイルのシングルシート、セミアップハンドル、それに古典的な燃料タンク形状など、クラシカルな雰囲気のデザインはそのまま踏襲されています。

ちなみに、YB-1の開発ベースとなった車両はビジネスバイクのYB50ですが、こちらも2000年には4ストロークエンジを搭載したほか、ブレーキドラムの大型化、ヘッドライトの出力アップなど同様の改良が行われています。

ヤマハ YB-1 FOURのここがポイント!
  • ● クリーンな4ストロークエンジン
  • ● カフェレーサースタイルの車体デザイン

ヤマハ YB-1 FOURのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    ベンリィ50S

    ビジネスバイクのCD50をベースとするスポーツバイク。ロングタイプのシートや各部のカラーリング変更などでレトロな雰囲気に仕上げる。エンジンは空冷の4ストローク。

  • スズキ
    コレダスポーツ50

    ビジネスバイクのK50をベースとするスポーツバイク。鋲打ちのロングシートや低めのハンドル、クラシカルなカラーリングなどでオシャレに演出。エンジンは空冷2ストローク。

  • ヤマハ
    YB-1

    ビジネスバイクのYB50をベースとするスポーツバイク。レトロ感覚の外観と、ゆったりと乗れる車体サイズなどが特徴。エンジンは空冷の2ストロークで、最高出力は3.4kW。

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