動画で紹介! セルモーターのオーバーホール・ブラシ交換 全3回(その3 組み立て&テストの巻)

掲載日:2018年06月25日 バイク動画    

動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)

ツーリングライダー虎の穴

ツーリングライダーの心得 その53
セルモーターのオーバーホール・ブラシ交換 その3

バッテリーの状態が良好(12.5ボルト以上・一部の外車を除く)なのにセルモーターの回りが重かったり、回らない場合は「セルモーターの不良を疑い分解清掃&ブラシ交換!」の3回目です。

セルモーターのオーバーホール・ブラシ交換・1回目の動画はコチラから

セルモーターのオーバーホール・ブラシ交換・2回目の動画はコチラから

今回の『組み立て&テストの巻』での重要ポイントはシムワッシャーや絶縁体の取り付け忘れの防止や各パーツの向きなどですから、記憶・記録を参考にして慎重に組み立ててください。

また動画の中で軸廻りに「ベルハンマー」という減摩剤を塗布したと書いてありますが、減摩剤は使わなくても問題ありません(余計なことをして申し訳ありません!)。

組み立て後のテストではセルモーターの反動にクレグレモ御注意ください。今回例にした250ccクラスではそれほど激しくはありませんが、1000ccを超えるバイクのセルモーターの反動はものすごいのでしっかり保持してから通電させてください。

動画で紹介!ツーリングライダーの心得その50

新品ブラシを取り付け後、軸を入れる場合は先端の細いツールを使ってブラシの裏側にあるゼンマイ状のバネに先端を引っ掛け、ブラシを少し引っ込めておくと軸が入れやすくなります。

動画で紹介!ツーリングライダーの心得その50

モーター・ケース前後の軸が当る部分(片側にはベアリングがついています)と軸には、必ずグリスを塗ってから組み付けてください。使用するグリスはベアリング用などが適していますが、モリブデングリスでは少し柔らか過ぎると思います。映像はワコーズのグリスを使っています。

動画で紹介!ツーリングライダーの心得その50

組み立て後は車体に取り付ける前に必ずテスト回転をさせてください。ココで回らなければどこかに組み立てミスがありますので、もう一度組み立て直しです。テストの際はモーターの反動にクレグレモ御注意ください。尚、赤線がプラス極、黒がマイナス極です。車種が違えどこの配線は同じです。

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