掲載日:2017年08月15日 取材で見つけた旧車バイク紹介
記事提供/Zeppanバイクス編集部 取材協力/コンボイ
※この記事はモト・メンテナンス別冊『Zeppan BIKES 23号』の『物件通信』を再編集したものです
バイク好きの中には交通機動隊や白バイにある種特別な憧れを持ち、払い下げ品を収集したり、レプリカ品を購入してコスプレを楽しむ人もおり、趣味は様々だ。1970年代半ば以前は、全国各地の所轄や機動隊から払い下げ車両が出たことがあり、それを入札購入した業者が販売するといった例も数多くあった。CB750Kシリーズと言えば、無く子も黙る!?
白バイの象徴的モデルであり、払い下げで出回ったホンモノのCB750Pは意外にも多い。名古屋のコンボイで出会ったCB750Pも、まさにそんな当時のホンモノ。これまでも個人ユーザーが登録していた車両のようだ。モデル的にはCBポリスの後期K4で、初期のK0ポリスとは異なりダイナモサイレンから電子サイレンへと仕様変更。取り付けたままでは走ることができないオリジナルの赤灯や書類入れ、夜間でも書類を書ける青灯、置き針メーターやスイッチ類もすべて専用部品の純正フル装備車だ。マニアにはたまらないコレクション用の1台になること間違いない。
手元のハンドルスイッチによる操作で追尾した車両の速度を測定場所で固定することができる白バイメーター。両方ともスピードメーターでタコメーターは装備していないのが特徴だ。K0ポリスはシルバーアウターのケーブルだった。
右側のサイレンはリアタイヤからのダイナモ直結駆動式ではなく現代的な電子サイレン。左側はスピーカーで「はい、左によって停めなさい~」との声をかけられたことも……。
前方赤灯、サイレン、書類箱が外され払い下げに出される車両が多いと聞くが、どうやらこれらの部品が取り外された理由は、後々補修品として使い回すのを目的にしているためで、そんな「証言」を聞いたことがあった。サドルシートのCBポリス専用部品。皇宮ポリスの黒バイはシート下に電動ファン付きオイルクーラーを装備。
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