掲載日:2019年08月11日 プロが造るカスタム
取材協力/ロコガレージ記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
福岡のロコガレージは、年式や国籍を問わず、さまざまな車両の整備とカスタムを行うショップ。このCBR1000RRは、2017年5月に北九州市で開催されたカスタムバイクのショー、FTWショーで、COOL賞を獲得した同店の力作で、外装部品や足まわりの大幅刷新によって、一般的なリッターSSのカスタムとは異なる、独創的なスタイルを構築している。
「リッターSSのカスタムと言うと、最近はレーサー指向とロー&ロング系の2種類が主力になっていますが、このCBRは、ワインディングやサーキットでの運動性能を高めつつ、バイクに興味がない人が見ても、カッコイイと思えることを意識して製作しました。ホワイトをベースにしながら、アクセントとしてオレンジ/ブルーのストライプを入れるカラーリングは、オーナーさんの提案ですが、ガルフレーシング風の配色は予想以上に、CBRにハマりましたね」(代表・尾場瀬さん)
ゲイルスピードアルミ鍛造ホイールや、ベルリンガーブレーキシステム(リアディスクはプラスμ)、スカイライン・クーペ用のヘッドライトなどを使っているにも関わらず、各パーツの主張が控えめに感じられるのも、この車両ならではの特徴。尾場瀬さんとオーナーは、カスタム感を強調するよりも、マシン全体のまとまりのよさを重視したのである。
もっとも、このあたりはオーナーの好みによるもので、ロコガレージでは各パーツが存在感を主張する、派手目のカスタムを手がけるケースも少なくないそうだ。
FRP製外装とカーボン製フレーム/スイングアームカバーはマジカルレーシング。
バックミラーはドゥカティ用で、スカイライン・クーペ用ヘッドライトをマウントするステーは、ロコガレージによるワンオフ。
3.50-17/6.00-17のアルミ鍛造ホイールはゲイルスピードTYPE-S。STDと同径のブレーキディスクは、フロントがベルリンガー、リアがプラスμ。エンジンはSTDだが、ECUのモディファイでパワーアップが行われている。
スリップオンサイレンサーは同店製で、ステップキットはモリワキ。なお外装一式+カバー類はウレタン塗装だが、耐久性が必要となるステムやステップは、メタルコーティングランナーのRXコートで仕上げている。
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