掲載日:2019年06月02日 プロが造るカスタム
取材協力/AC サンクチュアリー記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
ACサンクチュアリーの創業は今から24年前の1995年。このカタナは、その創業当時から同店でチューニング、メンテナンスされてきた車両だ。同店のコンプリート『RCM』の最初期仕様でもあり、シリアルナンバーは何と002が付けられている。2018年(取材時)のシリアルは500番台なので、かなり早い番号だ。
「ウチが2000年に東京都・江戸川区に移転したときにはショールームに並べていたこともあったんですけど、その後、まったく動かすことなく16年が経過してしまったんです。その車両を再生すると同時に、今のパーツと技術でリメイクしたのが、現在の姿ってことですね」そう語る同店代表・中村さん。
不動状態だったエンジンは全バラ→オーバーホールと同時にヴォスナー製ピストン組み込み、ガンコート塗装などを実施。シャシー、および足まわりは最新17インチ・ラジアルタイヤを履くことを前提に仕様が決められ、フレームは5カ所を補強、チェーンラインのインライン処理、ワイドレイダウン加工などを行っている。仕上げは粉体塗装で、どこから見ても純正・新車以上の仕上がりだ。
この車両が眠っていた16年の間に前後サス、ブレーキ、ホイールといったアフターパーツはもちろんのこと、同店オリジナルの各種対策&強化パーツなども格段の進化を遂げた。チューニング・ノウハウ各種データなどもまた然り。この車両は、まさにサンクチュアリー20年の進化を物語る、生き証人のような1台なのだ。
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