掲載日:2019年01月13日 プロが造るカスタム
取材協力/有田商会記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです
このCB1300SF(初期SC40)で目を引くのは、外装のカラーリングだろう。有田商会代表・有田さんが所有するCB1000SF(SC30改=龍神号)と同じ龍をモチーフとした、和柄の透かしペイントが施されているのである。
「カスタム自体、龍神号のイメージで仕上げたいということで始まった車両で、いわばSC40バージョンの龍神号っていうことですよね」そう語る有田さん。
ワイバン製左マフラー、ゴールドめっき塗装を施した純正ホイール、コンパクトなポジションを実現する2000年後期用純正ハンドル(ベース車両はSC40前期型)といった各部仕様よりも外装色が変わったことによる印象の違いは大きい。
「SC40はサイドスタンドで停めた時に車体の傾きが比較的大きいので、車体を直立させる時に、重さを感じるという人がいます。この車両のオーナーさんもそうでしたので、前後サスをほんの少しだけ柔らかめにリセッティングして、車高をほんのわずか下げてあります。サスの最初の動き出しが滑らかになることで、引き起こしの際の重さが、かなり解消されるんです。一種の演出ですけど、サイドスタンドを外すたびに感じられるわけですから、メリットは大きいんじゃないでしょうか」(同)
高機能な社外パーツは確かに魅力的だが、きめ細かく追い込んでいくことでノーマルでもかなりいろいろなことができる。と言うか、純正の調整機能とは本来そのように『使いこなしていく』ものなのだ。この車両を見ていると、そんなことを改めて再認識させられる。
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