掲載日:2018年08月19日 プロが造るカスタム
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです
オリジナルパーツや対策パーツを駆使したコンプリートマシン、RCMで知られるサンクチュアリー。だが、そのコンプリートも「どこで作ってもまったく同じ」というわけではなく、グループの各店によって、独自の個性が出てくるのが面白い。パーツのクオリティ、ディメンション設定の基本などに関しては情報共有されているので、こうしたテイストの違いで依頼するショップを選ぶというのもひとつの方法だろう。このニンジャ改はサンクチュアリー横浜大和が製作した1台。仕様的にはRCMスポーツパッケージTYPE-Rに準じた内容となっているのだが、製作過程がちょっと通常とは異なっている。
「見た目はTYPE-Rなんですけど、この車両に関しては一気に仕上げず、あえて段階を踏んで組むというスタイルで仕上げました。仕様が変わるたびにチューニングの効果を体感できるというのは、オーナーさんにとってもいい経験になると思うんですね」(代表・川浪さん)
最終的にこの仕様まで持っていくことは当初から決まっていたので、二度手間やムダになるパーツもなく、段階進化はごくスムーズに行ったとのこと。今後は細部パーツのアップグレードやエンジンチューンなども視野に入っているようだ。
この車両の場合、欧州仕様のZ-GPを思わせるカスタムペイント含め、マシン全体から、いかにもストリート改といったオーラが漂っていることも大きな特徴だと言えるだろう。カラー、各部のパーツ処理、組み手の違い。カスタムを決定づけるのは、細部の積み重ねだということがよく分かる1台だ。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!