掲載日:2018年05月20日 プロが造るカスタム
取材協力/Zレーシングパーツ 記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです
4輪ショップのオートセレクトの別部門として、2輪に特化したZレーシングパーツが活動を始めたのは2008年。1970~1980年代のZ1/Z1000J系が主だが、オリジナルパーツはZ750GPを中心としたザッパー系用も開発しており、2016年には新たにゼファー750のデモ車を製作。既存のショップと異なるアプローチは、多くのゼファー750ユーザーから注目を集めているようだ。
「元々はお客さんから要望が多かった、マフラー製作のために車両を準備したのですが、せっかくの機会だからデモ車として、きっちり仕上げようと。改めて乗ってみると、ゼファー750は非常に面白いバイクですね。兄貴分の1100は言うに及ばず、Z1と比較しても、車体の動きが格段に軽い。この感触なら、ハマる人がいるのは当然だと思いました」(同店メカニック・村上さん)
フレームは2カ所の補強を追加
これまでのZ1デモ車と同様に、同店のゼファー750は、動力性能の向上を重視して開発。エンジンはポッシュφ69.5mmピストンを投入した820cc仕様で、足まわりには同店で高い装着率を誇る、オーリンズ/ブレンボ/ゲイルスピードに加えて、自社ブランドのブレーキディスクやスイングアームなどを採用している。
「この車両にはZ1で好評を得ている、油圧クラッチ+アウトボードキットも導入しました。装着時にクランクケースを分解する必要があるので、少しハードルが高いパーツですが、モーターサイクルショーに展示してからは、かなりの問い合わせをいただいているんですよ」(同)
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