ブルドック Z750フォア

掲載日:2017年07月17日 プロが造るカスタム    

取材協力/ブルドック

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2016』に掲載された内容を再編集したものです

ブルドック Z750フォア(カワサキ Z750フォア)のカスタム画像
BULL DOCK Z750FOUR(KAWASAKI Z750FOUR)

シュアな走りと剛性感を
合わせ持った18インチ改

旧車の18インチカスタムというと、通常はやや細めのフロントフォーク、ノーマルか軽くスタビ補強した程度のリアアームといったパターンのものが多い。これらは1970年代当時から使われてきた手法でもあり、ある意味完成されたパッケージングとも言えるだろう。その18インチカスタムをブルドックが作ったらどうなるか。実例になるのがこのマシンだ。

「フォークはナイトロンの径[36→]43mmでタイヤはブリヂストンの016。ちょっと詳しい人なら、このスペックを見ただけでも『普通の18インチカスタムとは違うな』と思ってもらえるんじゃないかと思います。乗ればすぐ分かりますけど、ハンドリングやフィーリングも、今のネイキッドモデルに近いんですね。もちろんフレーム剛性もこの足まわりに合わせて補強してあります」そう語るブルドック代表・和久井さん。

ブルドック Z750フォア(カワサキ Z750フォア)のカスタム画像

一見17インチ用に見えるリアアームもじつは18インチ用に専用設計されたもので、40mm角の日の字(17インチ用は目の字)断面。その上でフォークオフセットのショート化など、ディメンションもしっかり設定されている。ステムはガルウイング形状&オフセット可変タイプの同店オリジナル。オフセット値を変更するためのカラーは現在8種類が用意されているというから、細かなセッティングにも対応できる。

「この車両はオフセット[60→]45mmで、ハンドル切れ角もしっかり取ってあります。乗りやすいし、全体的にゆったりした乗り味。街乗り~ツーリングメインであれば、こういうのがいいっていう人も多いと思いますよ」

エンジンは750ベースの860cc仕様で回しきれる面白さがある。ブルドックの新コンセプト18インチ、かなり良さそうなのである。

ブルドック Z750フォアの詳細写真は次のページにて

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