K.I.D.(Kida, Industrial, Design,) RZ250(YAMAHA RZ250)

掲載日:2016年11月21日 プロが造るカスタム    

取材協力/K.I.D.(Kida, Industrial, Design,)

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです

K.I.D. RZ250(ヤマハ RZ250)のカスタム画像
K.I.D.(Kida, Industrial, Design,) RZ250(YAMAHA RZ250)

TZ&TZRの足まわりを組み
4L3に高い実用性をプラス

所有してから、既に20年以上になるという初期型RZ250(4LC)ベースのカスタム。足まわりパーツは、TZ250、TZR20R(3XV)など、ヤマハ系パーツの流用でまとめられており、前後ホイールもTZ用テクノマグネシオに換装。1990年代以降の由緒正しきRZカスタムという印象だ。

「カスタムコンセプトは、ロングツーリングでもストレスなく乗れる車両。TZ/TZR高年式車の純正流用も、そのためという部分が大きいです。カスタム作業のほとんどはKID(福岡県久留米市に本拠を置くワンオフ、絶版車改を得意とするショップで、RZ系ユーザーが多く頼りにしていることでも知られる)さんにお願いしています。元々ノーマルの不動車を購入したんですが、当時のパーツで残っているのはフレームだけですね(笑)」(オーナー)

K.I.D. RZ250(ヤマハ RZ250)のカスタム画像

足まわり変更に合わせ、フレームはネックまわりなど3カ所を補強。フォークはアウターが3XV、インナーが5KE(TZ250)純正でステムも3XV純正を加工流用している

エンジンがRZ250R(29L)以降のYPVS付きタイプに換装されているのも、日常~ツーリング使用での使い勝手を考えてのこと。前後17インチ、フェンダーレスでテールアップ気味に見えるスタイルなど、かなり内容はアップデートされているが、ヤマハインターカラーのカラーリングもあってか、違和感はほとんど感じられない。ちなみにサイドカバーに見えるのはケニー・ロバーツ直筆サイン。こんなところもじつにヤマハ~RZマニアらしい。ケニーの戦績を紐解いてみると、ヤマハワークスからフル参戦を果たした1978年はTZ250とYZR500に乗り、500ccクラスではRZがデビューを飾る1980年まで3年連続タイトルを獲得している。この4L3改は、そんなケニーの歴史とも重なる部分の多い1台なのである。

K.I.D.(Kida, Industrial, Design,)RZ250の詳細写真は次のページにて

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