掲載日:2016年10月31日 プロが造るカスタム
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです
「ちょうどニンジャを手に入れた時にどこに持っていこうかと考えてたら、TOTに出ている後輩からナカガワさんを紹介されたんです。マフラーは換わってましたが基本STDで、HIR(ナカガワ製点火キット)を付けたら調子が良くなった。そこから手を入れだしたんです」
オーナーの平尾さんは言う。
「全体の性能アップには足まわりが先と考えてZZR改アームやオーリンズサスペンション、ステップ。次に冷却系を強化して、フロントキャリパー、FCRと進みました。この仕様でナカガワさんの走行会を走ったらフロントが底付きして踏ん張らないので、これも相談してオーリンズフォークに。そこからエンジンに手を入れました」
そのエンジンはナカガワでイチ推しの“TGN1050”だ。
「1108や1137(cc)ほかいろんな仕様を作ってきましたが、ニンジャの55mmストローククランクを使った1050(ピストンはφ72.5→78mm)はバランスがいい。110→140ps近辺までパワーが出て、耐久性も4~5万kmと十分。今回は各部WPC加工に加えて、1050では初めてDLC加工を行ってます。
平尾さんはサーキットにツーリングに街乗りに、とかなり走りますし、他にない仕様をということで試しました。今冬は1050で初となるビッグバルブも投入します。1050はクランクを換えないからニンジャらしい加速感や減速フィールがそのまま生きる。それでいて1108や1137に負けないパワーも考えたい。そのためのテストベッドかもしれません」とは作り手の中川さん。
撮影後にもメーターや左右マスターと続々変更が加わっているとのこと。次は、その1050仕様最先端でのお目見えになりそうだ。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!