掲載日:2016年01月15日 プロが造るカスタム
取材協力/レッドラム・モーターサービス
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
「このハヤブサは、最初ロンスイだけっていうくらいのライト仕様からスタートして、そこから三冬くらいかけて進化してきた車両です。テールカウルに関しては『他で見たことのないものを』というリクエストだったので、シートレールをワンオフした上でYZF-R1純正をフィッティングしました。R1ではサイレンサー出口のある部分に、ウインカーを埋め込んだところがポイントです(笑)」(レッドラム代表・池田さん)
冬の間バイクに乗れない北海道では、その間に車両のモディファイをすることが多い。多くの場合、オーナーはバイクを専用のガレージ(預かりサービスなども充実している)、もしくはショップに預けるため、そうした作業も頼みやすいのだ。
ベースは2002年式。リアアームは米C&Sカスタム製8インチロングで外装、コクピットまわりなどはキャンディレッドで統一している。シンプルだが、それだけに240タイヤとロンスイが目立つ作りとも言える
「バイクシーズン中は、とにかく乗るっていうのが北海道の基本。その間に出てきた不満点や、まわりの人間からああでもない、こうでもないって言われたことを踏まえて、カスタムプランができてくるんですよ。で、秋に入庫した時には、夏の終わり頃に注文したパーツも大体揃ってて、そこからひと冬かけて作業する。春には出来上がる。あとはその繰り返しっていうわけです」(同)
このハヤブサの場合、先ほども述べたように、240キット組み込み、テールカウル変更、カスタムペイントといった作業を、都合3回、つまり3年ほどに分けて実施。これくらいの時間感覚なら、製作過程をじっくり楽しむこともできるだろう。北海道の道路事情は、ロー&ロングのこうしたカスタムにも向いている。
シーズン中は徹底的に走り倒す→冬の間にメンテ&モディファイというこのサイクル、他の地域で採り入れてみてもいいのではないだろうか。
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