掲載日:2015年04月08日 プロが造るカスタム
取材協力/ACサンクチュアリー本店
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
RCMにおいてCB系のコンプリート製作実績は、サンクチュアリーグループ全体を見ても数台程度とあまり多いとは言えない。しかしひとたび作るとなれば、各部全バラ、徹底的に対策を行い、高精度で組み上げる。この基本に、何ら変わるところはない。
「この車両は、2011年に製作したRCM、シリアルナンバー156のCB1100R、つまり最初のCB系RCMを見たオーナー・伊藤さんから、『同じイメージで作りたい』とオーダーしていただいたものです。同じイメージとは言っても足まわりパーツのカラーやリヤサスなど、細かい部分は伊藤さんの好みでチョイスされていますけどね」(ACサンクチュアリー代表・中村さん)
チューニングの内容は前後ホイールの17インチ化と前後サス変更、およびフレーム加工(フレーム補強8カ所とワイドレイダウン加工)など。特徴的な部分としては、カウルマウント用ボスを、より低い位置に移設することにより、アッパーカウルを純正よりも低くマウントしていることが挙げられるだろう。セパハン、17インチ化されたフロントまわりなどとも相まって、低く構えたスパルタンなイメージの外観となっている。シングルシートタイプのテールカウルは、CB1100RB用だ。
「1100R系はセルモーターの容量がぎりぎりで、高圧縮のピストンを入れると回らない、なんていうことがよくありますけど、この車両では圧縮をほんの少しだけ下げると同時に、バッテリーもリチウム系のものに変更して強化してます。こういう部分も以前製作した車両からのフィードバックですね」(同)
この車両のシリアルナンバーはRCM-256。奇しくもちょうど100番違いとなった。
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