

掲載日:2017年01月05日 試乗インプレ・レビュー
取材・文/佐賀山敏行 写真/井上 演
マルチリフレクターヘッドライトを採用。視認性は高く、ルックスのポイントにもなっている。また、カスタムマシンのようなクリアレンズ式ウインカーやデザイン性に富んだヘッドライトカウルも、チェックすべきポイント。
低めのバーハンドルを採用することで、ライディングポジションは無理のない前傾。街乗りでも楽に、ワインディングでは攻める気分にさせてくれる絶妙なセッティングだ。
大きくて見やすいデジタル表示のスピードメーター。その周りを囲むようにして回転計が配置され、回転数の上昇は視覚的にも楽しめる。ほかに時計や燃料残量計など、必要な情報がひと目で分かるようになっている。
ストリートファイター・スタイルの特徴のひとつが、ラジエター・シュラウドだ。モトクロッサーなどに装備されるディテールをロードモデルに採用することで、ネイキッドやスーパースポーツにはない、カスタム感を演出している。
フューエルタンク容量は13リットル。燃料消費率は定地燃費値(60km/h)で50.1km/L、WMTCモードで32.1km/Lと、クラストップレベル。経済性の高さに加え、航続距離の長さも見逃せない点だ。
シートは前後分割式で、グラブレールと相まってスポーティーな印象を高めている。タンデムシートはキー操作で簡単に取り外すことが出来て、その下には小物などを収納できるユーティリティスペースがある。
ブレーキは前後ともシングルディスクを採用。コントロール性がよく、低速時でも不安なくブレーキ操作をすることが出来た。CB250FにはABSがタイプ設定されている(今回試乗したマシンはABS仕様)。
水冷4ストロークDOHC4バルブエンジンは、ショートストロークでピックアップの良さと軽さが特徴。操る楽しさを強く感じることが出来るエンジンだ。兄弟モデルのCBR250Rのほか、CRF250L/Mも同系エンジンを搭載する。
ステンレス製のマフラーは後方へ高く跳ね上げられ、スポーティーなイメージを与えている。リアディスクブレーキがよく見えてさらにスポーティーさを増している。派手ではないが、パフォーマンスの高さをしっかりアピール。
エッジの効いたテールランプ周り。フロント同様、リアウインカーもクリアレンズを採用している。
5本スポークタイプのキャストホイールが軽快さを演出。タイヤは幅は140mmで、太すぎず細すぎず、しっかりとスポーツ走行を楽しむことが出来る。
試乗者の身長は162cm。地面へ下ろした左足は、かかとが少し浮くが、土踏まずまで接地しているので不安はなし。上半身は軽い前傾で、街乗りからワインディングまで、違和感なく走ることが出来る。
価格(消費税込み) = 51万5,160円
※表示価格は2016年12月現在
CBR250RやCRF250L/Mなどに採用される水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載したライトウェイト・スポーツモデル。軽量な車体と低燃費エンジン、そしてストリートファイター・スタイルが特徴。
■エンジン型式 = 水冷単気筒 DOHC 4バルブ
■総排気量 = 249cc
■ボア×ストローク = 76.0×55.0mm
■最高出力 = 21kW(29PS)/9,000rpm
■最大トルク = 23N・m(2.3kgf・m)/7,500rpm
■トランスミッション = 6速リターン
■サイズ = 全長2,035mm×全幅760mm×全高1,045mm
■車両重量 = 161kg
■シート高 = 780mm
■ホイールベース = 1,380mm
■タンク容量 = 13リットル
■Fタイヤサイズ = 110/70-17M/C 54S
■Rタイヤサイズ = 140/70-17M/C 66S
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