

掲載日:2017年01月05日 試乗インプレ・レビュー
取材・文/佐賀山敏行 写真/井上 演
CB250Fは、カウルをまとまわないネイキッドスタイル。しかし、同じくネイキッドのCB400スーパーフォアと決定的に違うのは、車体の各所にスーパースポーツ的な要素が散りばめられている点にある。そう、CB250Fは車体の大部分がCBR250Rと共通しており、そのデザインも非常に似たものとなっている。ネイキッドスタイルながらもテールカウルは跳ね上がり、ヘッドライトには小ぶりなカウルをまとう。そしてラジエターにはシュラウドを装備し、このモデルが単なるスーパースポーツのカウルレスバージョンではないことが想像出来る。
搭載されるエンジンは水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒。ライバルには2気筒モデルもあるなかで、単気筒はパフォーマンス的にどうなのか気になるところだが、スペックを見てみると、CBR1000RRと同等のショートストローク仕様となっている。単気筒と聞くと、ドコドコという鼓動感のあるフィーリングを思い浮かべるが、CB250Fに関しては、コンパクトな車体と相まって、スポーティな乗り味が期待できそう。適度に跳ね上がったエキゾーストマフラーも気分を高めてくれて、乗る前からワクワクさせてくれる。
足周りに目を移すと、フロントフォークはスタンダードなテレスコピックタイプで、前後とも5本スポークの17インチキャストホイール。スリムな車体に合わせたタイヤが軽快なワインディング性能を期待させる。さらにリアサスペンションは5段階で調節出来るプリロードアジャスターを装備し、走行シーンや好みに合わせて調整が可能となっている。
ブレーキは前後ともにディスクブレーキを採用。ABSがタイプ設定されている。ABS装備があるか無いかの価格差は約5万円。安全性を考えると、この5万円は決して高くはないだろう。
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