

掲載日:2013年09月26日 試乗インプレ・レビュー
取材・文/佐川 健太郎 写真・動画/MOTOCOM 衣装協力/HYOD
美しさと機能性が両立したデザインは、125DUKEや200DUKEと共通イメージのKTM新世代ストリートスタイリングをアピール。R専用デカールやエンジンガードが標準装備され、よりアグレッシブなイメージに仕上がっている。
エンジンは小型軽量化に貢献するOHCヘッド採用の水冷4ストローク単気筒。KTM伝統のいわゆるLC4エンジンだが、ツインプラグ化やフル・ライド・バイ・ワイヤシステム、APTC製油圧スリッパークラッチなどを搭載し、現代的にアップグレード。
R専用にアクラポビッチ製サイレンサーを装備。各部の熟成、マッピングの変更などでスタンダードモデルに比べ2psの出力アップを果たしている。
ブレーキは前後ともブレンボ製。フロントは最新ブレンボ製『M50』高強度軽量タイプの4POTモノブロックラジアルマウントキャリパー(従来比6%の軽量化も達成)にφ320mmシングルディスクの組み合わせ。マスターシリンダーも新設計のラジアルタイプ。
リアには240mmシングルディスク+フローティングキャリパーを装備し、強力かつコントローラブルな制動力を発揮。最新のボッシュ9M+ABSシステムを採用し、スポーツ走行にもアクティブに対応。
リアスプロケットにも専用のパワーパーツを標準装着するなど、ディテールへのこだわりも魅力だ。2次減速比はSTDの690デュークと同じ16/40。
サスペンションは前後WP製フルアジャスタプルタイプを採用。フロントはφ43mm倒立フォークで、トップに左右別々に伸び側/圧側のアジャスターをセット。リアはプロレバー式モノショックで、前後ともに150mm(STDは135mm)の豊富なストロークを確保したフルアジャスタブルタイプを採用。ステムもRは削り出しパーツを採用する。
スポーツタイプのR専用シングルシートを装備。オレンジのダブルステッチが高級感を演出している。テールカウル上部のカバーは脱着式で内部にはわずかなスペースがある。
燃料タンク容量はSTDと同じ約14リットル(リザーブ3.2リットル)を確保。外見は軽量化にも貢献する樹脂製で、絞り込まれたデザインがスリムなライディングポジションを実現している。デカールもR専用。
テールライトはLEDタイプを採用し、被視認性とともに見た目のグレード感も向上。前後ウインカーもコンパクトなR専用タイプが採用される。
ステップ&ペダルまわりもR専用のパワーパーツを標準装備し、シュアな操作感と戦闘的なライディングポジションを実現。ステップ位置はSTDに比べると大幅にアップ&バックした設定になっている。
ダッシュボードはKTMオレンジに光るバックライトを採用。左側は8,000rpmからレッドゾーンが刻まれるアナログ式タコメーターに各種インジケータを配置。右側にはデジタル速度計やオドメーター、トリップメーター、燃料残量を表示。
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