カワサキ ニンジャ250R
カワサキ ニンジャ250R

カワサキ ニンジャ250R – 必要十分以上の装備を凝縮

掲載日:2008年07月16日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

カワサキ ニンジャ 250Rの試乗インプレッション

カワサキ ニンジャ 250Rの画像

誰が乗っても楽しめる
乗りやすくて快適なスポーツ

早速ニンジャ250Rのイグニッションをオンにし、エンジンを始動する。最新のインジェクションモデルということもあり、始動性は良好。アイドリング音は控えめで、90年代の250ccスポーツと比較するとずいぶんおとなしい印象だ。ライディングポジションはセパレートハンドルながら余裕のある設定で、極端に腰を曲げたり前傾する必要がないため、ライダーへの負担は少ないだろう。走り出してみると、エンジンのスムーズさに驚く。以前に発売されていたZZRと同じDOHC並列2気筒エンジンだが、スムーズさは圧倒的にニンジャ250Rが上だ。低回転から高回転まで、ストレス無く一気に吹け上がり、もたつくところは皆無といっても良い。250ccだからと甘く見てスロットルをあけると、一気にレブリミット付近まで回ってしまう。低・中速でも排気量を感じさせない扱いやすさだが、印象的なのは高回転の伸び。6000回転を超えてからも伸びていくパワー感は、ついついスロットルをあけたくなるほどだ。コーナリングは素直な特性で、目を吊り上げるようなこともなく、街中からワインディングまで気持ちの良い走りが楽しめる。そして、特筆しておきたいのはブレーキのコントロール性の良さだ。握り込むほど効いてくるタイプで、路面と相談しながら、最大限の制動力を発揮させやすい。気になるフルカウルの性能だが、これは十分に合格点。スクリーンが低いように見えるが、十分な防風効果があり、カウル無しにくらべて疲労度は格段に違う。また、実際に風の影響を受けやすい都市高速を走行してみたが、しっかりライディングポジションを決めてしまえば、走行風に対して神経質にならずに走ることができた。

カワサキ ニンジャ 250Rの画像

試乗して感じたのだが、ニンジャ250Rはどの場所でも乗りやすく、苦手とするシチュエーションが少ない。スポーツバイクというカテゴリのため敷居を高く感じたなら、それは大きな間違いだ。なめらかなエンジンと、分かりやすい挙動、そして確かな防風性能。今の250ccクラスにおいて、これほど乗りやすいバイクは少ないと言えるだろう。

カワサキ ニンジャ 250Rのオススメポイントは次ページにて

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

愛車を売却して乗換しませんか?

2つの売却方法から選択可能!

方法1.オークション

出品前買取相場が分かる!
3000社の中から最高入札店のみとやり取りで完結。

方法2.買取一括査定

業界最大級の加盟店数!
最大12社一括査定
愛車が高く売れるチャンス

メーカー

郵便番号

タグで検索