ホンダ CBR250RR(2023)

掲載日:2023年02月13日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

HONDA CBR250RR(2023)
HONDA CBR250RR(2023)

マイナーチェンジで外装もリニューアル
直列2気筒搭載の250スーパースポーツ

CBR250RRは、空力特性に優れたフルカウルの車体に、出力を追求した高回転型のDOHC水冷直列2気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデルです。マイナーモデルチェンジを受けたこの2023年型では、エンジン細部の見直しやフロントフォークの変更、電装関係の装備の充実などが行われました。また、外装パーツも新しくなり、カウリングにはレイヤー構造を採用、エッジの際立ったシャープなデザインとなりました。

パワーユニットは、今回のマイナーモデルチェンジで平成32年排出ガス規制をクリアしました。エンジン内部はピストンリング、シリンダーヘッド、カムシャフト、吸気ポートなどを改良、圧縮比も高くなり出力アップを果たしています。最高出力は31kW(42PS)/13,500rpm、最大トルクは25Nm/10,750rpmを発生。燃料消費率は、2名乗車60km/h走行での定地燃費値で40.1km/L、WMTCモード値で27.4km/Lです。

車体骨格は、強さとしなやかさを両立する鋼管トラス構造のフレームです。フロントの倒立式サスペンションには、ショーワ製のSFF-BP(セパレートファンクションフロントフォーク・ビッグピストン)を新たに採用。このフロントサスペンションは、減衰機構の装備を左側フォークのみとすることで摺動抵抗を低減、また減衰機構のピストン径を大きくして安定した減衰性能を実現。優れた路面追従性は、上質な乗り心地にもつながります。

車両重量は168kg、シート高は790mm。電装関係では、スリップしやすい路面での安心感につながるHondaセレクタブルトルクコントロール(トラクションコントロール)を新たに採用。ハザードランプと、急制動時に高速点滅するエマージェンシーストップシグナルも新しく追加となっています。

車体色のバリエーションはグランプリレッド、マットバリスティックブラックメタリック、パールグレアホワイトの3種類。価格はグランプリレッドが消費税10%込みで90万7,500円、マットバリスティックブラックメタリック及びパールグレアホワイトは消費税込みで86万9,000円。発売は2023年2月20日です。

ホンダ CBR250RRのここがポイント!
  • ● レイヤー構造を採用した新デザインのカウリング
  • ● 最高出力31kWに性能向上した2気筒エンジン
  • ● 新採用のHondaセレクタブルトルクコントロール

ホンダ CBR250RRのライバルはこれだ!

  • カワサキ
    ニンジャ250

    軽量トレリスフレームを採用したシャープなスタイルの車体に、最高出力26kW の水冷並列2気筒を搭載。車重166kg、シート高795mm、消費税10%込みで67万1,000円。

  • スズキ
    GSX250R ABS

    低中速重視のパワフルで扱いやすい水冷2気筒を搭載したフルカウルスポーツバイク。最高出力18kW、車重181kg、シート高790mm。消費税10%込みで56万9,800円。

  • ヤマハ
    YZF-R25 ABS

    エアロダイナミクスを追求した車体に最高出力26kWの水冷直列2気筒を搭載するスーパースポーツ。車重169kg、シート高は780mm。消費税10%込みで69万800円。


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