掲載日:2021年11月29日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
2010年発売のCB1100に、ワイヤースポークホイールや厚めのシート、2本出しマフラーなどを装備したバリエーションモデルが2014年に発売となったCB1100EXです。トラディショナルなスタイルを持ち味に、その後2017年には燃料タンクやサイドカバーなど外装パーツを更新、アシスト&スリッパークラッチも採用するなど熟成を図りながら販売して来ました。ここで紹介するのは、そのファイナルエディションです。CB1100EXはこのモデルを最後に国内販売向けの生産を終了することとなります。
パワーユニットはトルクフルな走りを重視した空冷直列4気筒。低速域から高速域までの幅広い範囲で、ゆったりとした走りを楽しめるエンジンです。最高出力は66kW(90PS)/7,500rpm。脈動を生み出す位相バルブタイミングなどにより空冷エンジンらしい味付けに仕上げています。また、DOHCであることを主張するシリンダーヘッドの造形、薄く精巧に仕上げられた空冷フィンなど、見ごたえのある外観もこのエンジンの大きな魅力です。トランスミッションは巡航時の快適性を追求した6段変速、クラッチレバーの操作を軽くするアシスト&スリッパークラッチも採用しています。
このCB1100EXファイナルエディションでは、2019年モデルから車体同色となっていた前後のフェンダーが再びクロームメッキ仕上げとなりました。また燃料タンク上面にFinal Editionの文字をあしらった専用ステッカーも採用。車体色はキャンディークロモスフィアレッドとダークネスブラックメタリックの2種類となっています。
車両価格は消費税10%込みで136万2,900円、発売は11月25日です。なおCB1100EXファイナルエディションは予約期間限定モデルです。予約期間は当初10月8日から11月30日までとアナウンスされていましたが、予約数が販売計画を上回ったため10月25日には予約受付を終了しています。