トライアンフ タイガースポーツ660(2022)

掲載日:2021年12月21日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

TRIUMPH TIGER SPORT 660(2022)
TRIUMPH TIGER SPORT 660(2022)

並列3気筒搭載のアドベンチャー
タイガースポーツに660cc版登場

新発売となるタイガースポーツ660は、並列3気筒エンジンを搭載するオンロード主体のアドベンチャースポーツです。トライアンフのアドベンチャーモデルは、現在1200ccクラスと900ccクラスの2本立てですが、このタイガースポーツ660の発売で新たにミドルウェイトクラスにも選択肢が生まれることになります。扱いやすさやコストパフォーマンスに優れ、また点検整備などの維持費用も抑えられますので、トライアンフのエントリーモデルとしても最適です。

最高出力は59.6kW(81PS)/10,250rpm、最大トルクは64Nm/6,250rpm。ライドバイワイヤスロットルを採用した3気筒エンジンは、低回転域のトルクと力強い中間回転域、トップエンドのパワーを兼ね備え、優れたレスポンスとスムーズでリニアなパワーデリバリーを実現します。ライディングモードはROADとRAINの2種類を用意し、スロットルレスポンスとトラクションコントロールの設定を切り替えることで操縦性を高めます。

スチール製ペリメーターフレームには、ショーワのリモートアジャスタブルサスペンションやニッシンのブレーキ、ミシュランのロード5タイヤなどを装備。アップライトなライディングポジション、206kgの車両重量、レスポンスに優れたエンジンなどとあわせて、キビキビと走れる車両に仕上がっています。さらに、スリムな車体や835mmのシート高、スリップアシストクラッチとレバースパンの最適化で軽くしたクラッチ操作など、ライダーに優しい作りにもなっています。

安全面に関しては、ABSや切替可能なトラクションコントロールを標準で装備。トラクションコントロールは必要に応じてオフにすることも可能です。そのほか、マルチファンクショナルメーターにはTFTカラーディスプレイを採用、ウインカーはセルフキャンセリング機能付き、燃料タンク容量は長距離走行でも安心の17.2Lです。タイガースポーツ660は、通勤から週末のツーリングまで幅広く使えるオールラウンダーとなっています。

なお車体色はルツェルンブルー×サファイアブラック、グラファイト×サファイアブラック、そしてコロッシレッド×グラファイトの3色を用意。車両価格は消費税10%込みで112万5,000円から。2022年2月発売予定となっています。

トライアンフ タイガースポーツ660のここがポイント!
  • ● 通勤からツーリングまで使える扱いやすい車体
  • ● 最高出力59.6kWのパワフルな3気筒エンジン
  • ● アドベンチャースポーツらしいスタイリング

トライアンフ タイガースポーツ660のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    NC750X

    低速性能に優れた2気筒を搭載。最高出力43kW、燃料タンク容量14L、フルフェイスヘルメットも入る容量23Lのラゲッジボックスも装備。消費税10%込みで92万4,000円。

  • スズキ
    Vストローム650

    90度V型2気筒エンジン搭載のスポーツアドベンチャーツアラー。最高出力は51kW、燃料タンクはスリムな形状ながら容量20Lを確保。消費税10%込みで92万4,000円。

  • ヤマハ
    テネレ700

    オフロードの走破性とツーリング性能をバランスさせたアドベンチャーモデル。最高出力53kWの直列2気筒を搭載、燃料タンク容量は16L。消費税10%込みで126万5,000円。


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