カワサキ ニンジャ 400(2018)

掲載日:2018年02月09日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

KAWASAKI Ninja 400(2018)の画像
KAWASAKI Ninja 400

軽量トレリスフレームに35kWの2気筒を搭載
快適性を備えたハイパフォーマンススポーツ

新設計のトレリスフレームと、同じく新設計の398cm3水冷並列ツインエンジンを採用してフルモデルチェンジとなった2018年のニンジャ400。同じ2018年2月1日に発売となった軽二輪版の新型ニンジャ250とほとんど変わらない車体寸法、車両重量でありながら、パワーユニットは10,000回転で35kWの最高出力を発生します。また、優れたコントロール性やアップライトなライディングポジションにより、ツーリングからスポーツ走行まで幅広くカバーできる汎用性と快適性も持ち合わせています。

搭載された新エンジンは、低速回転域で力強いトルクを発生しスムーズに吹け上がる扱いやすい特性です。大容量のエアクリーナーボックスやダウンドラフト方式のインテークを採用して吸気効率を向上、また高性能インジェクターや高められたセッティングノウハウの投入でサブスロットルを不要とし、軽量化も促進。構造面では、カムチェーンをエンジンの外側に配置しプライマリーギアを内側とすることで、全高が低く後方もスリムなコンパクトエンジンに仕上がっています。

車体骨格にはニンジャH2からインスパイアされたトレリスフレームを採用。先進解析技術を使い、剛性の最適化と大幅な軽量化を実現しています。また、エンジンとフレームを完全新設計としたことで、エンジン搭載位置の最適化も実現。シャーシのディメンションにはショートホイールベース、ロングスイングアーム、立て気味のキャスター角などスーパースポーツの設計思想を投入、快適で自然なハンドリングに仕上げています。

フロントサスは剛性と作動性に優れた41mm径の正立フォーク、ホイールは新デザインの軽量5本スポークです。タイヤはニンジャ250がバイアスタイプなのに対し、このニンジャ400はラジアルタイプを装着。ブレーキは前後ともペタルディスクを採用、ニッシン製の最新ABSも装備しています。

価格は車体色により、メタリックスパークブラックが税8%込み(以下同)69万9,840円、キャンディバーントオレンジ×メタリックマグネティックグレーが71万6,040円、ライムグリーン×エボニーのKRTエディションが71万640円となっています。

カワサキ ニンジャ400(2018)のここがポイント!
  • ● 車両重量167kgの軽量コンパクトな車体
  • ● 最高出力35kWのハイパフォーマンスエンジン
  • ● LEDデュアルライトのフロントフェイス

カワサキ ニンジャ400(2018)のライバルはこれだ!

  • スズキ
    グラディウス400 ABS

    デザイン性の高いトラスフレームに、扱いやすくパワフルな水冷の90度Vツインを搭載するネイキッドスポーツ。最高出力41kW。2017年に生産を終了した。

  • ヤマハ
    YZF-R3 ABS

    日常での扱いやすさとスポーツ性能を両立させた水冷2気筒搭載のスポーツモデル。車両重量は170kg、排気量は320cm3、最高出力31kW。税8%込みで64万2,600円。

  • ホンダ
    CBR400R

    燃費の良い水冷ツイン搭載のフルカウルロードスポーツ。フロントフェイスにLEDデュアルヘッドライトを採用。最高出力34kW、価格は税8%込みで73万2,240円から。

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