掲載日:2018年02月08日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ニンジャH2からインスパイアされた新設計のトレリスフレームに、同じく新設計の水冷2気筒を搭載した新型のニンジャ250が2018年2月1日に発売となりました。この2018年モデルは、2008年のニンジャ250R、2013年のニンジャ250に続く3代目です。今回のフルモデルチェンジでは、車体、エンジン、そしてもちろんエクステリアのデザインまですべてが一新となりました。
チンスポイラーを採用したフロントフェイスにはシャープな印象のLED二眼ヘッドライトをビルドイン、容量14Lのフューエルタンクもスポーティな造形です。ハンドルは程良い高さにセットされ、セパレートタイプながらも快適性が確保されています。また低反発ウレタンを採用するシートも、前年モデルに比べ肉厚に。メーターパネルにはギアポジションインジケーターやエコノミカルライディングインジケーターも付いています。
水冷2気筒のエンジンは、大容量エアクリーナーボックスとダウンドラフト方式の吸気レイアウトを採用して効率を向上。またインテークファンネルは左右で長さを変えることでトルクの谷を解消。スロットルバルブは32mm径を採用して高速回転域の吸気を確保。最高出力は2017年モデルに比べ4kWアップの27kWに向上しました。さらにサブスロットルバルブの廃止や鍛造カムシャフトの採用などでパワーユニット各部の軽量化も促進。
トレリス構造の新フレームは、先進の解析技術で剛性を最適化すると同時に大胆に軽量化。リジッドマウントのエンジン搭載方式や新形状のスポークホイール、ブレースを廃止したフロントフェンダーなどもやはり、車体周りの減量に大いに貢献しています。また短縮されたホイールベースや立ち気味に設定されたキャスター角により軽快なハンドリングにセットアップ。ブレーキにはニッシン製のABSも採用しています。
標準モデルの車体色は2種類あり、価格はキャンディプラズマブルーが62万9,640円(税8%込み)、パッションレッド×メタリックフラットスパークブラックが64万440円(税8%込み)。そのほかにライムグリーン×エボニーのKRTエディションも64万440円(税8%込み)で発売されます。