掲載日:2015年02月23日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/淺倉 恵介
『CB400F』は、ホンダ製ネイキッドスポーツの頂点、“CB”の名称を与えられた本格的なスポーツバイクです。搭載するエンジンは、最高出力46PS/9,500rpm、最大トルク3.8kgf-m/7,500rpmを誇る排気量399ccの水冷4ストロークDOHC 4バルブ直列2気筒です。ツインエンジンならではのトルクと、180度クランクを採用した高回転域の気持ち良さが持ち味です。また、39.7km/L(60km/h定地走行テスト値)という優れた省燃費性も見逃せません。
同時期にデビューしたフルカウルスポーツの『CBR400R』、クロスオーバータイプの『400X』と兄弟車の関係にあり、エンジンや車体の基本コンポーネンツを共有しています。CB400Fの特徴は、やはりネイキッドスタイルであること。輸出専用モデルのリッターネイキッド『CB1000R』の流れを汲むマッシブなデザインは、CB400Fのアピールポイントと言えるでしょう。ヘッドライトと一体感を持たせたラジエターシュラウドを持つフロントフェイスは、新時代のネイキッドとしての存在感を主張するフォルムです。
φ41mmのインナーチューブを持つフロントフォークや、プロリンク式リアサスペンションなどの足回りパーツや、ダイヤモンド式のフレームも兄弟車と共通となっており、特にCBR400Rとは車体のディメンションも同一となっています。しかし、フラットなバーハンドルを採用していることで、ライディングポジションはよりアップライトな設定となり、日常使用での利便性が高められています。
メーターバイザーにマウントされたメーターパネルは視認性に優れるフル液晶タイプ。スピードやエンジン回転数以外にも、時計や燃料計が常時表示。他にも瞬間/平均燃費計、燃料消費量表示など様々な情報が表示可能な多機能メーターです。盗難防止装置H・I・S・Sも標準装備されるなど、装備は充実しています。またABS仕様車もラインナップ。スタンダードなネイキッドスポーツとして、優れたパッケージングを持つマシンなのです。
400ccクラスの現行車では唯一となるVツインスポーツ。兄弟車に650ccエンジンを持つグラディウス(輸出専用)があり、共通するパーツも多く質感の高さは1クラス上。
人気のミドルスポーツ、ニンジャ400のネイキッド版と言える存在。輸出専用車ER-6系をベースに開発されており、エンジン以外の多くのパーツを共有している。
アルミツインスパーフレームにVツインエンジンを搭載したスタンダードスポーツ。プロアームを採用するなど車体のグレードは高い。車齢が古いので中古車の程度は様々。
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